【MLB】驚異の“年間41発・153打点ペース” 絶好調・鈴木誠也、大谷翔平をも凌ぐ「44.4%」の指標の正体は? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】驚異の“年間41発・153打点ペース” 絶好調・鈴木誠也、大谷翔平をも凌ぐ「44.4%」の指標の正体は?

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【MLB】驚異の“年間41発・153打点ペース” 絶好調・鈴木誠也、大谷翔平をも凌ぐ「44.4%」の指標の正体は?
  • 【MLB】驚異の“年間41発・153打点ペース” 絶好調・鈴木誠也、大谷翔平をも凌ぐ「44.4%」の指標の正体は?

シーズンも約3分の1ほどが終了した今季のMLB。“二刀流”復活に期待がかかる大谷翔平投手は、50本塁打・50盗塁を達成した昨年よりもハイペースで本塁打を量産。山本由伸投手、千賀滉大投手もサイ・ヤング賞レースに食い込みそうなほどのパフォーマンスをみせるなど、例年以上に日本人選手の活躍が目立つ。

そんな中、際立った活躍を見せているのがカブスの鈴木誠也外野手だろう。今シーズンはここまで(日本時間6月4日時点)56試合に出場し、打率.265、本塁打14、打点53、OPS.879と絶好調。特に打点53はナ・リーグ1位となっており、キャリアハイを更新する勢いを見せている。

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■指標が裏付ける打撃好調ぶり

好調具合は、数値からもみて取れる。公式データサイト「Baseball Savant」のデータをみると、Hard Hit% 50.6、Barrel% 17.5など各指標でも全体上位の数値を計測。特に優れているのが「LA Sweet-Spot %(Launch Angle Sweet-Spot Percentage)」だ。打球の打ち出し角度が、長打になりやすいとされているスイートスポット(8~32度)にどの程度入っているかを表す指標だが、鈴木は44.4%とかなりの高水準。ここまで本塁打を量産している大谷が35.9%であることを考えても、この数値は非常に高い。これらの指標から“強い打球を良い角度で放てている”ということがわかるだろう。

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一方で、課題としてみられるのが三振率の高さだろうか。今季はここまでK%が25.6、三振数も65と多めとなっている。しかしながら、空振り率を表すWhiff%は22.7、ボール球に手を出す割合を表すChase%は21.7と平均以上の数値であることから、三振率は高いながらもアプローチ面では大きな問題ではないと考察できるだろう。

このペースでいけば年間「41本塁打、153打点」と確実にキャリアハイの成績となる鈴木。主戦場だったDH(指名打者)から、カイル・タッカー外野手の怪我により守備につく機会も多くなっている。

日本での報道では大谷の影に隠れてはいるものの、メジャートップクラスの成績を残しており、現地メディアも高く評価する鈴木の活躍に期待したい。

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