
8日に東京競馬場で行われる第75回安田記念(GI、東京芝1600m)には、ドバイターフでロマンチックウォリアーを下したソウルラッシュ、NHKマイルCなどGI2勝のジャンタルマンタル、2023年のエリザベス女王杯勝ち馬ブレイディヴェーグらが出走予定。
ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
◆【安田記念2025予想/特集】「世界のソウルラッシュvs.ジャンタルマンタルの争い濃厚か」出走予定・枠順、予想オッズetc.
■前走ドバイターフ組は人気が取捨の基準に
さまざまな路線から参戦する馬が多い安田記念。前走ローテでも勝ち星が分散するなか、ヴィクトリアマイル組が2勝2着5回と好走馬を多数輩出している。近年の牝馬がどれだけハイレベルであるかを示すデータだが、今年は残念ながら該当馬が不在。
代わって浮上するのはこちらも2勝を挙げる前走ダービー卿CT組だ。勝ち馬2頭はいずれも関東馬と、地の利を活かしたパフォーマンスを発揮しており目下連勝中のトロヴァトーレには一気の戴冠への期待が高まる。
・ヴィクトリアマイル【2.5.0.10】・ダービー卿CT【2.0.0.8】・京王杯SC【1.1.1.22】・マイラーズC【1.0.5.33】・高松宮記念【1.0.1.9】・天皇賞秋【1.0.0.0】・安土城S【1.0.0.0】・クイーンエリザベス2世C【1.0.0.0】・ドバイターフ【0.2.1.3】・中山記念【0.1.0.4】・チャンピオンズマイル【0.1.0.3】・NHKマイルC【0.0.1.3】・大阪杯【0.0.1.16】
その他で目につくのが前走海外競馬から参戦をはたす馬たち。ソウルラッシュが該当するドバイターフ組は、当日3番人気内馬に限定すると【0.2.1.1】馬券内率75%。そのゾーンの人気が濃厚な同馬は印から外せないだろう。
■シックスペンスに立ちはだかる“鬼門ローテ”
キャリア7戦5勝のシックスペンスも人気一角が予想されるが、同馬でネックとなるのはローテーション。前走大阪杯組は【0.0.1.16】と不振傾向にあり、ペルシアンナイト、サリオスといったマイルGI勝ち馬も鬼門ローテの前に敗れ去った。凡走後の一戦でもあり、ここは様子見が妥当なのかもしれない。
◆【安田記念2025予想/特集】「世界のソウルラッシュvs.ジャンタルマンタルの争い濃厚か」出走予定・枠順、予想オッズetc.