【日本ダービー／馬場情報】雨の土曜も“内枠と逃げ”が台頭　馬場が乾けば皐月賞上位馬＋内枠伏兵に警戒

第92回日本ダービー（東京優駿／GI、芝2400m）が行われる東京競馬場の馬場情報が1日、JRAより発表された。東京は芝「稍重」、ダート「重」でスタート。

芝のクッション値は「9.2／標準」、芝の含水率はゴール前17.7％、4コーナー18.6％と計測された。

■雨馬場でもCコース替わりの影響あり

土曜東京は前日から降り続く雨の影響で、芝「稍重」、ダート「不良」でスタート。東京9R・富嶽賞は落雷の可能性から取りやめとなるなど悪天候に左右された。

午前発表の芝のクッション値は「8.9／標準」。芝の含水率はゴール前17.1％、4コーナー18.7％と計測。午後には雨足が強くなり、東京10R・葉山特別は芝「重」まで悪化した。

馬場悪化で外差しになるかと思いきや、東京2Rこそ差し・追込決着となったが、それでも7番人気の逃げ馬が3着に粘り込み。土曜東京芝は5鞍行われ、1着1回2着1回3着2回4着1回と掲示板を賑わせた。

枠順も2枠が2勝、1枠は2着1回3着1回4着1回。直線内を避けるシーンが多い中、やはりCコース替わりの影響は見られる。

種牡馬傾向はスワーヴリチャードやゴールドシップ、スクリーンヒーローなど重厚な血統が活躍。ただ、日曜は一転、晴れマークが出ており、この種牡馬傾向は変わってきそうだ。

なお、土曜東京10Rは重ながら芝1600mの勝ち時計1分35秒9。水捌けのいい東京芝らしく時計は速く、例年ほどではないにせよ、当日の回復状況により前週のオークスより軽い馬場でのレースが予測される。

ならば高速決着で結果を残している、皐月賞馬のミュージアムマイル、同2着のクロワデュノールら上位人気の出番か。内枠からショウヘイ、ファンダムらも警戒。

┗ゴール前＝芝17.7％｜ダ13.3％┗4コーナー＝芝18.6％｜ダ13.8％芝のクッション値＝9.2［標準］

含水率┗ゴール前＝芝12.3％｜ダ2.4％┗4コーナー＝芝13.3％｜ダ1.6％芝のクッション値＝9.9［標準］

含水率┗ゴール前＝芝14.9％｜ダ2.6％┗4コーナー＝芝13.0％｜ダ3.2％芝のクッション値＝9.5［標準］