
ドジャースの大谷翔平投手が30日(日本時間31日)、本拠でのヤンキース戦に「1番DH」で先発出場。第1打席で21号、第3打席で22号アーチを放ち、今季2度目となる1試合2発をマークした。試合は8-5でドジャースが逆転勝利を収め、昨季ワールドシリーズの再戦となった同カードの第1ラウンドを制した。
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■近代野球では史上初の快挙
アーロン・ジャッジ外野手が初回、中堅に19号ソロを放ち、まずはヤンキースが先制。すると、今度はその裏、大谷が左腕マックス・フリード投手の初球シンカーを捉え、バックスクリーン左へ運んだ。1回から昨季MVPがアーチの競演を披露し、スタジアムは興奮に包まれた。
大谷はこの21号ソロで、今季の得点が「60」に到達。すると、米データ分析会社『OptaSTATS』は公式Xを更新し、「ドジャースのショウヘイ・オオタニは、今季すでに60得点目を記録した。近代野球において、6月を迎える前にこの数字に到達したMLB選手は他にいない」と記し、快挙を伝えた。
大谷は第3打席でも22号ソロを放っており、57試合を終えて今季61得点となった。このペースで行けば、シーズンを通じて173得点に達する見込みとなっている。
■ベーブ・ルースが177得点
米紙『USA TODAY』やMLB公式サイトなどによると、MLBにおける最多得点記録は、1894年にビリー・ハミルトンがマークした「198」。しかし、1900年以降とすると、1921年にベーブ・ルースがマークした177得点が最多で、2位は1936年のルー・ゲーリッグによる167得点となる。
また、1950年以降に限れば、2000年にジェフ・バグウェルが挙げた152得点が最多となっており、150得点に届いた選手さえいない。ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手も2023年のMVPシーズンに149得点を記録したが、「150」の壁はクリアできなかった。
もし、大谷がこのままのペースで行けば、ルース超えが視野に入り、近代野球における得点記録を塗り替える可能性が出て来る。そして、メジャー記録「198」にどこまで迫ることができるか……。大谷の「得点」にも注目が集まっている。
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