
ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地でのガーディアンズ戦に「1番DH」で先発出場。今季メジャーで一番乗りとなる20号2ランを放つなど3打数1安打2打点、2四球だった。チームは9ー5で勝利し、2連勝。2カードぶりにシリーズ勝ち越しを決めた。
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■「ポップフライだと思ったら……」
大谷は1回の第1打席、自身初となる3試合連続先頭打者アーチに挑んだが、外角直球を見逃して三振。2死三塁で迎えた2回の第2打席は、申告敬遠で歩かされた。
そして、衝撃の一発が飛び出したのは4回の第3打席。2死一塁の場面で、ガーディアンズ先発右腕タナー・バイビー投手が投じたカットボールを捉えると、打球は左翼スタンドに突き刺さった。やや差し込まれた上に、左翼方向にそびえるのは約6メートルという高いフェンス。そこを越えるのは想像しがたく、大谷自身も二塁を狙って勢いよく打席から走り出していた。
被弾したバイビーはマウンド上で思わず、「オーマイゴッド」とつぶやき、試合後には「多くの人がポップフライだと思ったんじゃないかな。正直、僕もそう思ったよ。これでこの回は終わったなって。だって、ウチの球場で左打者が逆方向に運ぶなんて、そうそうできることじゃないからね」と衝撃を口にしていた。
■ヘリウムガスが入っているみたい
大谷の逆方向弾について、この日4号本塁打を放った同僚マックス・マンシー内野手も「ちょっと嫉妬しちゃうよね。彼は普通の人間にはできないようなことを平気でやってのけるんだから」と話し、半ばあきれ気味だった。
また、デーブ・ロバーツ監督は「ショウヘイは完璧に捉えたわけではなかったが、彼が打つとボールはヘリウムガスが入っているかのようにどんどん伸びていく。彼の場合、ミスショットでも本塁打になる可能性が他の選手より高い。そういうことができるのは、ショウヘイとアーロン・ジャッジ外野手くらいだろう」とコメントし、上機嫌。
そして、大谷が好調の理由について問われると、「ストライクゾーンのボールを待ち、ずっと規律あるアプローチをしているからね」と見解を述べた。
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