
ドジャースは14日(日本時間15日)、球団在籍11年に及ぶベテラン捕手、35歳のオースティン・バーンズに対し、メジャー40人枠から外す措置(DFA)を取った。
同時にマイナーから24歳の若手有望株ダルトン・ラッシング捕手を昇格させることも発表。正捕手ウィル・スミスをカバーする2番手捕手を入れ替える形となった。
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■好調ラッシングにチャンス
長年チームを支えてきたバーンズがメジャー40人枠から外れ、事実上の戦力外となった。
取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は、ベテラン捕手の離脱について「つらい話し合いだった」とコメント。続けて「オースティンは数字だけでは語れない男なんだ。チームをまとめる存在で、仲間に責任を持たせることができる選手だった。タフで、大事な場面で安打を打つ本能的な能力があった。そしてチーム全体から尊敬されていた」と話し、別れを惜しんだ。
そして、代わりにラッシングを昇格させた理由について「我々としては、彼の(マイナーでの)パフォーマンスを見る限り、今がチャレンジの機会を与えるタイミングだと思った」と明かした。
ラッシングは2022年のドラフト2巡目でドジャースに入団。捕手だけでなく一塁、左翼、DHもこなし、今季は傘下3Aオクラホマシティでプレー。31試合で打率.308、5本塁打、OPS.938と好成績をマークしていた。
■“コンビ解消”に懸念の声も
また、DFAとなったバーンズは2015年にドジャースに加入。フレーミング技術やリード面で定評があり、2度のワールドシリーズ制覇にも貢献した。特に通算212勝を誇るレジェンド左腕クレイトン・カーショーの“専属捕手”として知られ、女房役として長年に渡り大エースの活躍を支えてきた。
そのカーショーが17日(同18日)のエンゼルス戦で今季初先発する予定となっているだけに、このタイミングでバーンズを“切った”ことに首を傾げる向きも少なくない。ロバーツ監督は今後について問われると、専属捕手制については否定しなかったものの、「(カーショーに)特定の捕手を割り当てるつもりはない」とした。
ラッシングの若き力に期待する一方、“名バッテリー解消”がカーショーの復帰マウンドにどのような影響を及ぼすのか、こちらにも注目が集まっている。
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