
球団史上初の世界一連覇に挑むドジャースは、開幕から37試合で25勝に一番乗り。球団公式ブログは8日(日本時間9日)、「ドジャースを牽引する記録的な得点圏のペース」と題した記事を公開。故障者多発の中で白星を重ねる、チームの原動力に注目した。
◆大谷翔平が挑む「永遠に破られることのない記録」とは…… ジャッジはイチローが持つ年間最多安打「262」に迫る勢い 米紙が特集
■全体トップ8人に4選手
7日(同8日)の試合終了時点で、ドジャースは25勝17敗の勝率.676を記録。ナ・リーグ西地区の首位に立っている。球団公式ブログは同日、ドジャース打線の得点圏での打撃成績をピックアップ。打率.298、出塁率.374、長打率.545、OPS.919は、いずれの部門も全球団トップに立っていると伝えた。OPS.919は、2アウト時で.929、1人以上の走者がいる場面でも.855をマークしており、全てが球団記録を更新するペースとのこと。
同記事では、原動力となっている「成功の立役者」について言及。得点圏でのOPS(15打席以上)で、ドジャースはメジャー上位8人中4選手がランクイン。開幕から好調のフレディ・フリーマン内野手(全体2位、1.458)、トミー・エドマン内野手(同5位、1.348)、ウィル・スミス捕手(同7位、1.270)、テオスカー・ヘルナンデス外野手(同8位、1.266)が好成績を残していると称賛した。
■大谷翔平の巻き返しにも期待
一方で、打者が好機の場面でどれだけ活躍するかは、年によって、あるいは月によっても変動すると記し、一例として大谷翔平投手の名前を挙げた。
昨季は5月初旬まで、得点圏打率.184、出塁率.250、長打率.237、OPS.487と低迷していたが、終盤戦では19打数16安打という驚異的な活躍を見せた期間もあると注目。今季も.143と振るわないが、今後の巻き返しに大きな期待を寄せている。
上位4選手のうち、エドマンとT・ヘルナンデスは故障者入りで戦線離脱中。新戦力のキム・ヘソン内野手やジェームズ・アウトマン外野手らが二人の穴をカバーできるかどうかが、得点力維持のカギを握りそうだ。
◆大谷翔平が挑む「永遠に破られることのない記録」とは…… ジャッジはイチローが持つ年間最多安打「262」に迫る勢い 米紙が特集