
「RIZIN男祭り」は4日、東京ドームで開催。メインのフェザー級タイトルマッチ「クレベル・コイケ vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ」では、挑戦者のシェイドゥラエフが開始わずか62秒でKO勝ちを収めて新王者に。セミメインでは、朝倉未来が復帰戦で第5代RIZINフェザー級王者の鈴木千裕に3RTKO勝ちで復活勝利を飾った。
大盛況に終わった「男祭り」は7日、公式YouTubeにオープニングセレモニーの動画を公開。“レジェンド”らの太鼓パフォーマンスに、話題が再燃している。
◆【実際の映像】「RIZIN男祭り」話題のオープニングセレモニーをFULL公開! 格闘技界のレジェンド7人集が“ふんどし”姿で太鼓を叩く
■「RIZIN、お前らやってくれたな」
開幕太鼓を叩いたのは格闘技界のレジェンド7人集。
川尻達也、石渡伸太郎、ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)、神取忍、高阪剛、元RIZIN・UFC世界ライトヘビー級王者のイリー・プロハースカ(チェコ共和国)、PRIDE GP2000王者で初代UFC世界ヘビー級王者でもあるマーク・コールマン(米国)氏が“ふんどし”姿で大太鼓を叩き東京ドームを盛り上げた。

(C)RIZIN FF

“開幕太鼓”で会場を盛り上げたイリー・プロハースカ(C)RIZIN FF
一方、“7人集”にはカウントされなかったものの、「ヤバいだろ」でお馴染みの“日本ムエタイ界の至宝”梅野源治も小太鼓で参戦。一人だけ名前のコールなし、小太鼓という扱いの差に、梅野は「話がぜんぜん違うじゃん」と激怒。
大会後には「RIZIN、お前らやってくれたな(中略)なんだあの扱い方」「お前らだけは絶対にゆるさない MMAのレジェンドたちも 俺の扱い方に驚いてたからな 俺はムエタイ界のレジェンドなんだぞ」と自身のSNSで怒りをぶち撒けた。
動画が公開されると、梅野に関するコメントが多く集まり「梅野が小太鼓持たされてるのまじで好き」「梅野小太鼓でいかせましょうって言った人センスありすぎるやろ」「梅野マジで好き笑笑 いいキャラすぎ笑笑」「不貞腐れて太鼓打ってる梅野最高やな」などの声が上がっている。
■米国でもUFC選手の太鼓パフォーマンスが脚光
オープニングセレモニーが注目されたのは日本国内だけではない。
米格闘技メディア『Bloody Elbow』は、「イリー・プロハースカ、RIZIN大会でUFCレジェンドとほぼ全裸の『サイド・クエスト』で舞台に上がりファンを困惑させる」との見出しで記事を掲載した。
記事ではプロハースカが御年60歳のレジェンド・コールマンら6人と“伝説のファイター”としてステージに上がり、実に素晴らしいパフォーマンスを披露したと紹介。数十人のエキストラとの演奏や、炎が吹き出す演出にもインパクトを受けた様子を記した。

元RIZIN・UFC世界ライトヘビー級王者のイリー・プロハースカ(C)RIZIN FF
一方で、太鼓パフォーマンスが「多くの格闘技ファンを困惑させた」とも言及。プロハースカの姿がSNS上で拡散されると、「イリーは何をやっているんだ!笑」「一体何を着てるんだ」「イリーが自分の得意分野で大活躍している」など冗談を交えたコメントが相次いでいるとした。
プロハースカは2015年12月29日に行われた旗揚げ大会からRIZINに出場し、UFCに移籍するまで12試合を戦いライトヘビー級王者にも輝いた。今回の来日を受けて「プレッシャーなしの状態で日本に来れるのは最高だよ」と喜びをコメントしていた。

初代UFC世界ヘビー級王者で殿堂入りしている60歳のマーク・コールマン(C)RIZIN FF
また、60歳のコールマンは自身のインスタグラムでパフォーマンスの感想を投稿。「2025年、RIZINのオープニングセレモニーに参加できて幸運でした!何千人もの観客の前でドラムを叩くことができました。下着もとても快適に感じました」とふんどし姿の写真付きで喜びを綴っている。
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