張本智和、悲願の表彰台狙うエースは「シングルスのメダル獲得に意欲」　WTT公式が初陣に注目、戸上隼輔とは同士討ちの可能性【世界卓球2025】

5月17日からカタール・ドーハで開幕する「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会（個人戦）」の組み合わせ抽選会が4月30日に行われた。

男子シングルスでメダルの期待がかかるのが第4シードの張本智和（トヨタ自動車）。WTT公式サイトが初戦で実現するマッチアップに期待をかけている。

■申裕斌とのダブルスでパリ五輪銅

張本智は世界トップ4を維持して迎える世界卓球では日本男子の大黒柱として悲願のメダル獲得に挑む。

そんな21歳が初戦で対するのが林鐘勳（韓国）で、世界ランキング42位の28歳はパリ五輪で申裕斌との混合ダブルスで銅メダルに輝くなどダブルスの名手として知られ、Tリーグの岡山リベッツ、T.T彩たまでもプレー経験を持つ。

WTT公式は注目の5カードのひとつに日韓対決を選出し、「初戦から大一番となるトモカズ・ハリモトとイム・ジョンフンは、ライトに照らされたなかで華麗な試合を展開するだろう」と見立てている。

また、張本智について「この歴史的な大会で2度準々決勝に進出しているハリモトは、世界選手権においてシングルスのメダルを獲得することに意欲を燃やしている」と言及。2016年、23年大会でのベスト8を上回る最高成績に期待を込めている。

なお、張本智は3回戦で戸上隼輔（井村屋グループ）と対戦の可能性があり、全日本選手権の決勝で過去に死闘を繰り広げてきた両者の戦いも期待される。難敵が揃うブロックを日本のエースが勝ち抜いていけるか。