5月4日に東京ドームで開催される「RIZIN男祭り」で復帰戦を迎える総合格闘家の朝倉未来は、YouTubeチャンネル「U-NEXT格闘技公式」に出演。前RIZINフェザー級王者の鈴木千裕との対戦を間近に控え、「本来の強さを見せて戻ってきたい」「何がなんでも勝ちに行く」と決意を語った。
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■鈴木千裕は「ネジが外れてる」
朝倉は昨年7月の平本蓮戦後に格闘技引退を表明し、大晦日大会で5月の電撃復帰を発表した。引退期間を振り返ると、「解放された感じ。仕事（事業）も引退後の方が好調で、でも退屈だなという気持ちもあった」と明かした。
引退して気づいた格闘技の魅力については「自分が苦手だったグラップリングやボクシングを徹底的にやってきたが、奥が深い。僕は器用なので基本的に何でもできてしまう。でも総合格闘技はやることが多くて。どれだけ練習しても完璧がないのが総合格闘技の面白さ」だと語った。
「格闘技界ではなく、自分のために闘いたくて帰ってきた」という朝倉。対戦相手の鈴木については「ネジが外れてますよね。そういうクレイジーな奴が強い。気持ちがあるうちは立ち向かってくるゾンビみたいな選手。一発のパンチと蹴りが強い強敵」と分析し、「俺はずっと勝てると思っていた。チャンピオンになってからも俺の方が強いとずっと思っていたので、試合が組まれて本当に嬉しい」と来る日の試合に向け腕をぶした。
■「覆したいですよね、今の評価を」
鈴木との復帰戦については「面白い試合になるのは間違いない」と断言。「総合的に言ったら、一番強いのは今だと思う」とも語り、試合間隔は空いたものの、寝技の成長などに自信を見せた。
「試合に出る時はどうなってもいいや、死んでもいいやという気持ちで向かっている」と復帰戦はもちろん、今までの試合もケガや死を覚悟して試合に臨んでいたことを明かしており、今回の復帰戦に対しては「楽しみもあるし、プレッシャーもある。死闘になると思います。特に今回の相手は一発で試合が変わってしまうこともあるので、刺激的ですよね」とし、前王者との試合で「覆したいですよね、今の評価を」と闘志を燃やした。
また、「最近の試合でよくない負け方をしてるので、今の自分の実力よりも過小評価されてる気がする。本来の強さを見せて戻ってきたい」と気合いは十分。「何がなんでも勝ちに行く」と力強く意気込みを述べた。
朝倉は直近2試合で平本、ヴガール・ケラモフ（アゼルバイジャン）に1ラウンド負け。キックルールでのYA-MAN戦でも1ラウンドでKO負けを喫するなど早期決着が続いていた。果たして約9カ月ぶりとなる復帰戦で前王者を相手に下馬評を覆し2年ぶりの白星を飾ることができるか。
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