
ドジャースの山本由伸投手はアメリカ2シーズン目を迎えた今季、ここまで4試合に登板し2勝1敗、防御率1.23の成績。ナ・リーグトップの28奪三振を記録するなど安定した投球を続けている。
日本で3年連続沢村賞に輝いた右腕に期待されるのが日本選手史上初のサイ・ヤング賞。山本自身も獲得に意欲を見せるなど、ドジャース2年目で期待が膨らんでいる。
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■昨季は負傷離脱で不完全燃焼
山本は12年総額3億2500万ドル(約462億円)で迎え入れられた昨季だが、怪我での離脱も経験するなど18試合登板で7勝2敗、防御率3.00の成績。ポストシーズンでは輝きを放ち世界一に貢献したものの、シーズントータルでは不完全燃焼に終わった。
迎えた2025年は日本での開幕シリーズ第1戦に指名され5回3安打1失点で幸先よく初勝利を挙げると、アメリカ本土での開幕以降も安定した投球を継続。11日(日本時間12日)に行われたカブス戦でも6回を投げ2安打9奪三振無失点。ほぼ完ぺきな投球で今季2勝目を挙げ、奪三振ではリーグ首位に躍り出た。
そんな山本が視界に入れるのが日本選手では史上初となるサイ・ヤング賞の獲得。現地メディア『ドジャース・ネーション』では「ドジャースのヨシノブ・ヤマモトは今シーズン、サイ・ヤング賞の獲得を目指す」と記事を掲載し、26歳右腕の野望について言及している。
記事ではカブス戦の快投に触れつつ、ここまですべての試合で5回以上を投げ切っている山本の安定性に注目。「この右腕の最近の活躍は、彼がナショナル・リーグのサイ・ヤング賞の候補に相応しいペースを維持していることを証明している」と称賛し、山本自身も「日本人投手が受賞したことがないのでとても興味がある」と意欲を示していることが伝えられている。
ドジャースのエースと呼べる活躍を続ける右腕に対して、前日に決勝の6号3ランを放ったトミー・エドマン外野手も賛辞を贈り、「彼は非凡で、シーズンを通して圧倒的な投球を見せている」と言及したエドマンは、「彼はまさに驚異的で、今年の我々のチームで最高の投手」と絶賛。怪我人もいるなかで先発ローテーションの軸として働く山本を評している。
シーズン序盤ながら、日本のオリックス時代に見せてきた圧倒的な投球をメジャーの舞台でも披露している山本。日本選手が未達のサイ・ヤング賞の獲得に向けて、今後の活躍にも期待が高まっていく。
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