
27日(日本時間28日)にドジャースとの開幕戦を迎えるタイガースは、試合当日の朝にアクティブロースター(26人)を公式発表する予定だが、26日(同27日)までにほぼ確定した。地元紙『デトロイト・フリー・プレス』などが伝えている。日米通算200勝を目指している前田健太投手は中継ぎからスタート。3連戦中に大谷翔平投手と対決する可能性も十分ありそうだ。
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■「次の仕事はドジャースを倒すこと」
春季キャンプで負傷者が続出したタイガース。特に外野陣はパーカー・メドウズ、マット・ビアリング、ウェンセール・ペレスら主力級が開幕に間に合わないことが決定的。そのほか、昨季チーム最多の28セーブをマークしたジェイソン・フォーリー投手も調子が上がらず外れる。
ロースターをまとめたスコット・ハリス編成本部長は「大変なのは確かですが、それが我々の仕事です。同情してもらおうなんて期待していませんよ」と苦笑い。
一方、チームを率いるA.J.ヒンチ監督は「次の仕事は明日ドジャースを倒すことだ。それが今、このクラブハウスにいる我々のマインドセットだ。春季キャンプの初日にラインナップを書いていたら、今と比べて違うかって? もちろん違うよ。ケガ人も出たしね。でも、目標は変わらないよ、まったくね」と前を向いた。
■昨季は内野安打を放った大谷に軍配
現在までに日米通算165勝をマークし、200勝まであと35勝となっている前田は中継ぎとして開幕を迎える。ヒンチ監督からは21日(同22日)に通達されており、「先発を争ってきたのですごく残念」と語っていた。
ただ、22日(同23日)に行われたブレーブスとのオープン戦では7回から2番手で登板。1回を無安打無失点2三振に抑えており、仕上がりは順調。開幕3連戦中に登板し、大谷に投げ込む可能性は十分ある。
前田は昨季もリリーフ登板した7月に大谷と対戦し、強烈な遊撃内野安打を許している。今回の開幕カードで対戦が実現した場合、リベンジを果たして先発復帰への足掛かりとしたいところ。200勝へ向けた前田の戦いも注目だ。
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