
マリナーズの生え抜きカル・ローリー捕手が25日(日本時間26日)、6年総額1億500万ドル(約157億5000万円)で契約延長に合意したと米複数メディアが報じた。
昨季は153試合に出場し、打率.220、34本塁打、100打点をマーク。勝負強い打撃と堅実な守備でマリナーズの強力投手陣をけん引し、ゴールドグラブ受賞者から1名だけ選出されるプラチナグラブ賞にも輝いた。
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■高額契約の辣腕代理人、ボラス氏から変更
2022年、PS進出を決めたサヨナラアーチ
現在28歳のローリーは、2018年のドラフト3巡目全体90位でマリナーズに入団。21年にメジャー初昇格を果たすと、翌22年には119試合で27本塁打を記録。三振数は多いものの一発が魅力のスイッチヒッターで、23年には30本塁打、昨季は34本塁打で打線をけん引した。
MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』によると、昨季はア・リーグトップの盗塁阻止数23個をマーク。フレーミングに定評があり、守備面でも毎年大きな成長を見せている。2022年には、マリナーズを21年ぶりのポストシーズンへ導くサヨナラアーチを放つなど一躍チームの看板選手へ成長。昨季は本塁打、打点、四球、OPSがチームトップで、マリナーズにとってはフリオ・ロドリゲス外野手に並ぶ必要不可欠な存在だ。
昨季オフには、高額契約で知られる辣腕スコット・ボラス氏から代理人を変更。財政的に限りがあるマリナーズとの契約延長へ向けた動きを見せていた。
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