
エンゼルスのマイク・トラウト外野手は24日(日本時間25日)、ドジャースとのオープン戦に「3番右翼」で先発出場。6回裏に左中間への本塁打を放ち、復活をアピール。大谷翔平投手の前で豪快な一打を見せた。
◆【実際の動画】これぞトラウトの本塁打!パンチショットのような独特の力強い一発で完全復活アピール!「レーザービームのようだ」
■データ上では目立った衰えはなし
近年故障続きのトラウトは、今季から負担軽減のために中堅手から右翼手へ転向。キャンプでは好守で軽快な動きを見せている。
23日(同24日)からのドジャース戦では盟友・大谷との再会も果たし、笑顔でハグを交わした。初戦に続いてスタメン出場したトラウトは、6回裏の第4打席で左腕アンソニー・バンダ投手のフォーシームを強振し、左中間へのソロ本塁打を記録。実況が「レーザービーム」と評した打球速度109.8マイル(約176.7キロ)の弾丸ライナーを放ち、復活を印象付けた。
現在33歳のトラウトは、2009年のドラフト1巡目全体25位でエンゼルスに入団。11年にメジャーデビューを果たし、翌12年には30本塁打をマーク。14年、16年、19年と3度のMVPを受賞、22年には規定打席未到達ながら40本塁打を放つも、近年は長期離脱が続いている。昨季は左膝半月板を損傷し29試合のみの出場、打率.220、10本塁打、14打点、6盗塁と結果を残せなかった。
MLBの公式データサイト『Baseball Savant』によると、トラウトは打力と走力ともに目立った衰えはなく、健康であれば超一流のパフォーマンスはまだまだ残せると見られている。現役最高と謳われたスラッガーの復活なるか。
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— Los Angeles Angels (@Angels) March 25, 2025