「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は23日、代々木第二体育館にてプレーオフ女子ファイナルが行われ、木下アビエル神奈川は日本ペイントマレッツと対戦。マッチカウント3ー1で勝利して、2年ぶりのプレーオフ制覇を成し遂げた。
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■大逆転勝ちの木原も「思い出になる」
KA神奈川は22日のセミファイナルで日本生命レッドエルフを退けてファイナル進出。今季のTリーグをけん引したニッペMとの戦いは第1マッチこそ大藤沙月、横井咲桜の世界1位ペアに屈したが、その後のシングルス3選手がそれぞれ勝利を収め、2年ぶりの優勝を掴むことになった。
試合後に語られたのは、今季限りで日本代表女子監督へ就任のためにKA神奈川の指揮官を退く中澤鋭監督への想い。
セミファイナル後の会見で自ら監督に言及していた主将の平野美宇は「Tリーグや母体のコーチとして戦うことが4年間はない。最後になるかもしれないと思ったら必ず優勝してトロフィーを掲げたいと思っていた」と語り、中心選手に成長を果たした張本美和は「優勝して恩返しがしたい想いが強かったので、最後勝って終わることができて本当に嬉しい」と喜びの声を述べた。
大逆転勝ちで優勝をもたらした木原美悠も「普段の練習の時はすごく厳しかったんですけど、こうやって最後に木下アビエル神奈川として一緒に優勝できたことは本当に思い出になるんじゃないかと思います」とコメントし、教え子たちが恩師に対してのそれぞれの想いを並べた。
木原美悠 撮影：SPREAD編集部
中澤監督は試合後に「こんなに円満に終わる結果はなかなかない」と驚きを見せつつも安堵した様子。ナショナルチームの監督として平野、張本美、木原といった選手たちは立場を変えて関わることになるが、「みんな自分のプレーに集中して、最高のパフォーマンスを発揮できるように頑張ってほしい」と言葉を並べながら教え子たちにエールを送った。
プレーオフを制覇した木下アビエル神奈川の中澤鋭監督 撮影：SPREAD編集部
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