【MLB】ドジャースに連敗も……カブスが得た収穫 「プレーオフのような緊張感は他の試合では経験できない」と10月の戦いを見据える | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】ドジャースに連敗も……カブスが得た収穫 「プレーオフのような緊張感は他の試合では経験できない」と10月の戦いを見据える

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【MLB】ドジャースに連敗も……カブスが得た収穫 「プレーオフのような緊張感は他の試合では経験できない」と10月の戦いを見据える
  • 【MLB】ドジャースに連敗も……カブスが得た収穫 「プレーオフのような緊張感は他の試合では経験できない」と10月の戦いを見据える

ドジャースとの「東京シリーズ」で連敗を喫したカブス。日本勢は開幕投手となった今永昇太投手が4回を無安打無失点と好投したが、勝ち負け付かず。2試合とも「2番DH」で先発出場した鈴木誠也外野手は計8打数無安打4三振と振るわなかった。敗戦の中にもチームとしての収穫はあったのか。米メディアが伝えている。

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■開幕カードは「良い学びの機会だった」

開幕カードで連敗したカブスだが、収穫はあったようだ。ジェド・ホイヤー編成本部長は、今回の東京シリーズについて「まるでプレーオフのような雰囲気。それが最高です。こういう緊張感こそ我々が求めていたものだし、こういうエネルギーが必要なんです。ポストシーズンのように、誰もが一球一球固唾をのんで見守る感覚は他の試合では経験できません」と語り、早速シーズン終盤の戦いをイメージできたことをプラスに捉えていた。

また、ダンズビー・スワンソン内野手も「大きな注目を集めてメディアの関心も高かったですね。この試合が多くの人たちにとって、どれほど大きな意味を持つのか考えると、本当に特別な2試合だったと思います。だからこそ、プレーオフのような激しさがあったことは間違いありません」とコメント。その上で「でも、これは良い学びの機会でもありました。これから米国に戻り、いくつか修正すべき点を改善し、調整して、来週には万全の状態で臨みたいですね」と前を向いた。

■日本市場での存在感アップに期待

カブスの2試合を振り返ったMLB公式サイトは「東京で過ごした1週間を振り返った時、選手たちの記憶に残っているのは、試合を取り巻く圧倒的な雰囲気とプレーオフまで戦い抜くために必要な『絆』を築いたことだろう」と記し、チーム内に団結心が生まれていると強調。そして「ロサンゼルスとの対戦を通じて、彼らの前に立ちはだかる競争レベルを直接目の当たりにする機会を得たことも大きい」と言及し、王者の実力を肌で感じたことを収穫に挙げた。

また、地元放送局『マーキー・スポーツ・ネットワーク』が「カブスは東京シリーズを通じて、日本での存在感がさらに高まることを期待している」と紹介したように、球団はグラウンド外での収穫も見据えていた。

カブスにはこれまで多くの日本選手が所属し、プレーしてきた。しかし、最近は大谷翔平投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手がドジャースを選択。そこで、今後メジャーを目指す日本選手の争奪戦を勝ち抜くためにも、球団としては日本における存在感を高める狙いがあるという。

ホイヤー編成本部長は「日本選手を獲得しようとしているメジャーのチームは、おそらく10〜12チームはあるでしょう。30球団すべてが同じ選手を追いかけるわけではない、そういう市場というのはありがたいのです」と話し、競合相手の数が比較的少ない市場で有利に立ちたいと明かした。その足掛かりとして、今回の東京シリーズを活用したようだ。

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