【MLB】160キロ超え連発も……制球に苦しんだ佐々木朗希 ロバーツ監督は「感情やアドレナリンを抑えるのが難しかったようだ」と指摘 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】160キロ超え連発も……制球に苦しんだ佐々木朗希 ロバーツ監督は「感情やアドレナリンを抑えるのが難しかったようだ」と指摘

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【MLB】160キロ超え連発も……制球に苦しんだ佐々木朗希 ロバーツ監督は「感情やアドレナリンを抑えるのが難しかったようだ」と指摘
  • 【MLB】160キロ超え連発も……制球に苦しんだ佐々木朗希 ロバーツ監督は「感情やアドレナリンを抑えるのが難しかったようだ」と指摘

「東京シリーズ」の第2戦が19日、東京ドームで行われた。ドジャースが6ー3でカブスを撃破し、開幕2連勝を飾った。先発登板した佐々木朗希投手は3回を1安打5四球1失点という内容で、メジャーデビュー戦を白星で飾ることはできなかった。160キロ超えのストレートを投げ込む一方で制球は乱れ、今後に課題を残した。

◆佐々木朗希、全56球の公式投球データ詳細 ストライク率44.6%と苦戦も“最速100.5マイル”を計測【3月19日カブス戦】

■指揮官「交代は彼のことを思って決断した」

佐々木は初回を3者凡退で退け、上々の立ち上がり。しかし、2回に2四球を与えると、3回には1安打と2四球で満塁のピンチを招き、さらに押し出し四球で失点した。結局、メジャー初陣は3回56球、被安打1ながら5四球1失点と不安定な投球となった。

初回から160キロ台のストレートを連発し、スタンドを沸かせた。最速は162キロ。今年の目標に掲げていたストレートの球速回復に目途が立った一方で、ストライク率は約44.6%と制球に苦しんだ。

佐々木朗希、全56球の投球割合【3月19日】 MLB公式『Baseball Savant』より引用 作成:SPREAD編集部

デーブ・ロバーツ監督は試合後、「経験はないが才能のある若い選手というのは、波があるものです。調子が良い時は非常に素晴らしいのですが、コントロールが効かないと少し厄介になります」と佐々木の投球を評した。

その上で「彼は今日緊張していたと思いますし、それは当然のことです。球速は良かったのですが、感情やアドレナリンを抑えるのが難しかったようです。彼は続投を望んでいましたが、交代は彼のためを思って下した決断です」と明かした。

■同僚は擁護「重要な場面で空振りを取れる」

荒れ模様の投球となったが、チームメートは擁護。トミー・エドマン内野手が「本当に印象的だったのは、満塁の場面で集中し、2者連続三振を奪ってピンチを切り抜けたことです。彼ほど素晴らしいボールを持っている選手は、メジャーでもそう多くはいません」と話せば、“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手も「たとえマウンド上でうまくいかないと感じていても、コマンドに苦しんでいても、それでもしっかりと投げ切り、重要な場面で空振りを奪うことができる。それが彼の実力を証明している」と話し、同調した。

また、佐々木のデビュー戦について、地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』が「魅力的で不安定」と紹介したほか、米スポーツメディア『The Athletic』は「長期的な可能性と成長期の苦しみを垣間見せる」と題して伝えた。このほか多くの米メディアが、力強い投球を評価しつつ、課題の残る投球だったと指摘していた。

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《SPREAD》
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