
JRAは14日、第61回金鯱賞(GII、芝2000m)の枠順を発表した。
中日新聞杯を制し2連勝中のデシエルトは5枠5番、3連覇を狙うプログノーシスは7枠8番、初の牡馬混合重賞となるクイーンズウォークは6枠6番から発走する。
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■全体的にはほぼフラット
現在の開催時期となった2017年以降、過去8年において3枠が【2.1.0.6】勝率22.2%はトップ。他2勝を挙げるのが5枠【2.0.3.9】と8枠【2.1.1.12】で、2着が多いのは7枠【0.3.0.12】。2枠【0.0.0.9】を除けば他の枠は連対を果たしている。
人気サイドが強い本レース。2番人気以内で見ると、1~4枠【4.2.0.3】勝率44.4%、複勝率66.7%、回収値が単勝131、複勝88。5~8枠が【3.1.2.1】勝率42.9%、複勝率85.7%、回収値が単勝77、複勝114と、いずれも勝ち負けになり、人気サイドは枠を選ばない。また開幕週を味方につけた逃げ馬は【2.3.1.2】と有利なレースだが、枠に偏りなく好走しており、どの枠にしてもハナを取り切ること自体がポイント。5枠のデシエルトは圧倒的軸候補となりそう。
ホウオウビスケッツは馬券内ゼロの2枠。しかし、よく見ると2枠は平均人気8.0に対して平均着順6.6。2桁人気馬が5頭いたが、うち4頭は4〜6着に健闘している。スタートセンスのいい本馬の割り引きは不要で、むしろ買いか。一方、クイーンズウォークが入った6枠は【0.1.1.12】複勝率14.3%と微妙。こちらは平均人気8.7に対して平均着順8.8。有利なはずの先行馬でも【0.1.0.6】と不振で、2019年1番人気エアウィンザーは3着に敗れており、2枠と比べてプラス材料が見当たらない。
今年は10頭立ての開催となるが、過去8年で10頭立て以下で行われたのは2回。この2回においては、1枠【0.1.0.1】、8枠【1.0.1.2】、4~5枠【1.1.1.1】と、極端な枠もしくは真ん中枠からの好走が目立つ。デシエルトはさらに好走の可能性が高まったと言える。また、今週日曜は雨予報が出ており、過去8年で稍重・重で行われたのは3回。この3回においては、1~4枠が【1.2.0.10】、5~8枠が【2.1.3.13】と、外めの枠から毎回2頭ずつ馬券内に好走していた。馬券の組み立てとしては、5枠より外の馬の比率を上げるとよさそうだ。
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