【RIZIN】前田日明氏、「平本蓮 vs. 朝倉未来」2戦目のマッチメイクに苦言　平本の“UFC参戦”にも言及「彼は運動を強める」

元格闘家の前田日明氏が11日に公開された自身のYouTubeチャンネルで、5月4日に東京ドームで予定されていた「THE MATCH2」のメインカード「平本蓮 vs. 朝倉未来」のマッチメイクに苦言を呈した。

■平本vs.朝倉2は「プロモーターの思惑しかない話」

前田氏は平本の欠場が発表された翌日4日に動画を撮影。「平本はケガが多くなるでしょうね」と今後を予想すると、ドーピング騒動にも言及し、「やっぱり平本にかかってる疑惑のそれを使うとじん帯や筋が弱くなる。筋断裂とか、ちょっとしたことでケガをしやすくなる」と指摘した。

また、2024年7月に行われた1戦目については「あとから噴出した問題はあるにせよ、技術的に未来の完敗」だとし、「平本蓮からしたら完勝したのに、なんでまたやらなきゃいけないんだと。モチベーション上がらないですよね」と勝利した平本の立場にも理解を示した。

その上で、平本vs.朝倉の2戦目をバッサリ。「未来にとってもこういう状態は良くない。本人がその気でないのに駆り出されたような、プロモーターの思惑しかない話」だと語り、両者にとっては「未来は準備できてない、平本の方はなんで今更という話」だと持論を展開した。

さらに前田氏はRIZINには抜本的な改革が必要だと主張。

平本vs.朝倉は「誰もが見たいカードでもない」とし、「朝倉未来というブランドを復活させるため以外得がない」と再戦の必要性を疑問視した。

今回のマッチメイクを受けて前田氏は「平本はRIZINにおける自分の扱い方に相当嫌気がさしてると思う。彼はUFCとかに対しての運動を強めるでしょうね」とし、日本市場を狙うUFCが平本に目を付ける可能性も示唆。UFCが日本市場に本格的に乗り出すと「なおさらRIZINはキツくなる」と予想した。

前田氏はRIZINに対し、「『朝倉未来vs.平本蓮』よりも、次の新しいストーリー作りをやらないといけない時期」だと助言。「長く大きいスパンで見ると、今年は掘り起こしとか、手を打っておかないと」とUFCが本格的に日本市場に参入する前に土俵を整えるべきだと語った。