米データサイト『ベースボール・プロスペクタス』の成績予測システム「PECOTA（ペコタ）」による2025年シーズン順位予想で、ドジャースが全30球団で唯一100勝以上し、他を圧倒するという驚きのデータが出た。
その強さを象徴するのが、メジャートップの得点数が予想される“最強打線”の破壊力だ。
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■得点予想800超えはドジャースとメッツのみ
昨季はメジャートップの98勝を挙げ、ワールドチャンピオンまで駆け上がったドジャース。「PECOTA」によると、今季はそれを上回る103.1勝が予想されており、得点数829点（3月3日時点）も同トップと、得点力でシーズンを圧倒すると予想されている。
ドジャースは昨季842得点を挙げたが、これはダイヤモンドバックスの886点に次ぐメジャー2位。その他の800点超えはヤンキースの815点だけだった。
そして今季、予測ではダイヤモンドバックスがマイナス110の776点、ヤンキースもマイナス77の738点と大きく減少しているなか、ドジャースはわずかマイナス13の829点で、今季も800点超えとなっており、800点超えはフアン・ソト外野手を獲得し、主砲のピート・アロンソと再契約を果たしたメッツ（801点）の2チームだけだ。
ダイヤモンドバックスは26本塁打、72打点のクリスチャン・ウォーカー内野手が、ヤンキースは41本塁打109打点のソトがFAでチームを去ったことが得点力低下につながると思われるが、ドジャース打線の主力はほとんど変わらない。
米データサイト『Fangraphs』の予想ロースターと、同サイトの成績予測システム「Steamer」によると、ドジャースの今季のスターティングナインと各選手の予想成績はこうだ。
2025年ドジャースの予想スタメン
1番 DH 大谷翔平 打率.280/本塁打43/打点1042番 遊 ムーキー・ベッツ .278/29/893番 一 フレディ・フリーマン .287/24/924番 右 テオスカー・ヘルナンデス .257/30/965番 三 マックス・マンシー .214/24/696番 捕 ウィル・スミス .250/19/627番 左 マイケル・コンフォート .244/19/648番 中 トミー・エドマン .252/14/629番 二 キム・ヘソン .244/10/42
7番のコンフォートはオフにFAでジャイアンツから加入。昨季は20本塁打を記録した。9番のキムはKBO（韓国）からポスティングで加入した新顔だが、4番のヘルナンデスはFAとなったが再契約を結び、同じくFAから再契約を結んだ“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデスもユーティリティーで控えるなど、“最強打線”を誇る。
昨季はシーズン最後まで楽しませてくれた頼れるメンバーが、「東京シリーズ」でも変わらぬ“破壊力”を見せてくれるか。シーズン開幕が待ちきれない。
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