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JRAは28日、第99回中山記念(GII、芝1800m)の枠順を発表した。
得意距離で重賞初Vを狙うエコロヴァルツは2枠4番、マイルCS覇者でGI常連のソウルラッシュは4枠8番、毎日王冠を制したシックスペンスは1枠1番から発走する。
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■全体的にフラットも、1桁馬番が9勝
過去10年で、2枠、6枠、8枠を除く枠番がそれぞれ2勝しており、極端な枠の差はないものの、馬番10番より外は【1.4.3.25】とわずか1勝にとどまる。
開幕週で逃げ先行馬有利の本レース。脚質別で見ると、当日逃げた馬は1~4枠だと【1.1.1.1】。2022年の勝ち馬パンサラッサと人気薄ながらドーブネが2年連続好走。一方、5~8枠から逃げた馬は【0.0.2.4】とワンパンチ不足。いずれも伏兵馬による3着好走ではあるが、評価を上げるなら内枠の逃げ馬だ。
先行馬は【8.5.3.18】と中心視すべき存在で、6枠と7枠を除く枠番が複勝率50.0%以上を記録。6枠は【0.1.0.2】で複勝率33.3%、7枠は【1.1.0.6】で複勝率25.0%と安定感に欠ける。さらに、3番人気以内で先行した馬は、6~8枠だと【1.2.0.3】だが、1~5枠なら【5.0.0.1】勝率83.3%、単勝回収値368と鉄板級。シックスペンスやエコロヴァルツは勝ち負けに期待できそうだ。また、4番人気以下で先行した馬の場合、5~7枠【0.0.0.7】に対して、8枠【0.1.1.1】、1~4枠【2.2.2.6】と優勢。ボーンディスウェイは人気がないなら押さえておいて損はなさそう。
中段の差し馬は【1.3.4.33】で、10回中6回において1~2頭が馬券に絡んでいる。こちらは1~4枠【0.0.1.16】に対して、5~8枠が【1.3.3.17】と好走のチャンスあり。このうち、当日上がり3F3位以内が【1.3.3.1】なので、決め手トップとなりえる差し馬は外めの枠なら軽視禁物となる。ソウルラッシュは【0.0.1.16】に該当してしまい、割り引きが必要か。サイルーンやアルナシームは決め手上位の存在であり、押さえておくのがベター。
ただし、フルゲートで行われた過去2回において、7~8枠は馬券絡みなし。人気サイドは1番人気ダノンザキッドしかいないが、同馬は出遅れて7着に終わっている点は頭に入れておきたい。
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