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米アリゾナ州ピオリアで、マリナーズのキャンプに参加中の藤浪晋太郎投手。マイナー契約で開幕ロースター入りを目指しているが、道のりは極めて厳しいのが現状だ。
昨季のマリナーズ投手陣は、ア・リーグトップの平均防御率3.49をマーク。生え抜きの若手先発が次々と台頭し、メジャー屈指のローテーションを作り上げている。藤浪がメジャーに生き残るには、限られた救援投手の空席に滑り込むしかないと見られている。
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■先発ローテーションは空席なし
マリナーズの先発ローテーションは、昨季オールスター出場を果たしたローガン・ギルバートを筆頭に、14勝のジョージ・カービー、既定到達で防御率2.94のブライス・ミラー、もっとも急成長を見せたブライアン・ウーと20代半ばの生え抜きがズラリと並ぶ。加えて、2023年にサイ・ヤング賞投票5位に入ったベテランのルイス・カスティーヨも健在。マイナーにも候補が控えており、藤浪が入り込む余地はない。
抑えのアンドレス・ムニョス、セットアッパー候補のコリン・スナイダーに加えて、タイラー・サウセドとゲイブ・スパイアーの左2枚はほぼ確定。昨季71登板のトレント・ソーントン、メジャーデビューをした22歳のトロイ・テイラーも印象的な投球を見せた。メジャー生き残りを狙うなら、トミー・ジョン手術から復帰のマット・ブラッシュと、昨季8登板に終わったグレゴリー・サントス、2人の「故障組」が戦列に戻るまでの空席をライバル達と争うしかない。
仮にメジャー残留を勝ち取っても、ブラッシュとサントスが復帰する5月には、再び枠から弾き出される可能性も高い。まずは、結果を残し続けることで吉報を待つしかなさそうだ。
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