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卓球の「ITTF-ATTUアジアカップ2025」は19日、女子シングルスのグループステージ第1戦が行われ、世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)は同56位の朱成竹(香港)と対戦。ゲームカウント3ー0で勝利した。
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■中国勢らとの優勝争いに挑む
張本美はグループ6で世界ランキング10位の申裕斌(韓国)、同56位の朱成竹(香港)、同188位のアカシェワ・ザウルス(カザフスタン)と同組に。首位突破をかけて朱成竹との初陣に挑んだ。
第1ゲームは張本美が安定感のあるラリーを武器にポイントを重ね、10-3でゲームポイントを奪う。最後はバックのツッツキからフォアハンドでポイントを取り切り、11-3と幸先良いスタートを切る。
第2ゲームも相手のサービスをものにするなど5-1と序盤にリードを広げる。その後一転同点に追いつかれるも、3連続ポイントで再び差を離し、サービスエースも交えゲームポイントを奪う。最後はラリーからフォアを振り切り、11-7で王手をかける。
迎えた第3ゲームは立ち上がりの主導権を朱成竹に握られたなか、バック中心の手堅いラリーでポイントを重ねる。中盤に7-7から2連続ポイントを許した張本美は強気のフォアを沈め追いつく。デュースにもつれ込み互いにタイムアウトを取りあうなか、最後は17-15でものにしてストレート勝ちを収めた。
張本美は第2戦でグループのライバルである申裕斌と対戦する。中国勢との優勝争いも期待される16歳がどのような戦いを見せていくかは注目が集まる。
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