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ボクシング元IBF世界スーパーバンタム級王者の小國以載は16日に公開された細川バレンタインのYouTubeチャンネルに出演。
24日に東京・有明アリーナで行われる前WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)と対戦する那須川天心の勝敗を予想した。
◆元世界王者ら、那須川天心のモロニー戦に“期待感”「勝てば世界頂点クラス」 勝敗予想は満場一致で「天心有利」
■経験豊富な前王者戦も「天心勝利」と予想
キック時代から格闘技46戦無敗、ボクシング転向後も5勝(2KO)と無敗街道を突き進む“神童”が6戦目で、前世界王者モロニーと10回戦で対戦する。
この対戦について、 小國は「タフなマッチメイクじゃないですか?やっぱりモロニーは色んな猛者とやってる経験のある選手だから」とスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥や、WBOバンタム級王者の武居由樹とも対戦経験のある34歳を評価した上で、「すごい選手と組んだなと思いますけど、天心が勝つかなと思いますね」と那須川の勝利と予想した。
また、モロニーはサウスポーが苦手とされるが「普段からサウスポー相手に、武居くんの最終ラウンドくらい行けたらと思う。でも、天心にあの動きしても下がられる。今回はそれしても無理なんかな」とモロニーではサウスポーの那須川を打ち崩すのは難しいとの見方を示した。
■「勝ちに徹したら、触られへん」
モロニーはここまでの戦績が30戦27勝(19KO)3敗。昨年5月に行われた武居戦ではプロ30戦で2回目のサウスポーとの対戦となり、12ラウンドで武居をKO寸前まで追い込んだものの、前半に攻めあぐね判定負けを喫している。
一方、那須川は昨年10月にジェルウィン・アシロ(フィリピン)と対戦。小國はこの一戦を振り返り、「普通にボクシングにさせたら、めちゃくちゃ強いと思う。(周りの評価はあるが)変に倒しにいかずに勝ちに徹するボクシングされたら、触られへんと思う。やばい」と那須川のボクシングスキルの高さに脱帽した。
さらに、那須川の異次元のスピードについても言及。小國は「外から見てあんだけの速さやろ?前立たれたらマジおらんのやろな」と推察。細川も「(あれだけ速いと)打つパンチに体重こめられない」とやりにくさを強調し、那須川が大差で判定勝ちすると予想した。
前王者はサウスポー対策への自信も語っているが、果たして経験豊富な前王者を相手にどのような闘いを見せてくれるのか。試合まであと1週間に迫っている。
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