ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は12日（日本時間13日）、アリゾナ州・グレンデールで行われるキャンプ前に恒例会見を行い、3月に東京ドームで行われるMLB開幕シリーズの先発について言及。3月18日に山本由伸投手、19日に佐々木朗希投手の先発が濃厚だと明かした。
そんな佐々木は同日にキャンプで数十人の報道陣の前で投球練習を行い、捕手のオースティン・バーンズも驚く投球を披露し話題となっている。
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■佐々木のメジャー初登板は、開幕2戦目かオープン戦が濃厚
MLB公式サイトによると、ロバーツ監督は「ヤマモトが開幕戦で投げるだろう」と発言。佐々木についても「ロウキも……そこ（第2戦）で投げる予定だ。いつ登板するかはこれから決める。春季トレーニングや準備に彼がどう反応するかは未知数だが、我々は彼が良い状態で、気持ちよく登板できるようにしたいだけだ」と佐々木のメジャー初登板の時期については慎重に見定めると語った。
さらに「ドジャースがアリゾナを離れる時点でササキがレギュラーシーズンに登板できる状態ではないと判断した場合、代わりに開幕戦前のオープン戦でササキを登板させることを検討するかもしれない」とし、状態によってはカブス戦前に行われる巨人戦、または阪神戦に登板する可能性を示唆した。
■ドジャース捕手も称賛「あんな球は見たことがない」
争奪戦から大きな注目を集めている佐々木。同日には佐々木が初のブルペン練習を行い数十人の報道陣が集まった。
MLB公式は投球練習の様子について「左手に明るい黄色のグローブをはめたササキは、ドジャースの幹部、コーチ陣、クレイトン・カーショウを含む選手たちの前でボールを投げ、捕手のオースティン・バーンズが『オーマイゴッド！』と叫ぶほどの、特別に厄介な投球も披露した」と報道。
佐々木の球を受けた捕手バーンズは「彼の速球は偉大で、球威もあって、伸びも抜群だ」とし、「ヤマモトのスプリットとは違う。あんな球は見たことがない。いい球だ。捕るのが難しいときもある。あちこちに動く」と絶賛した。
果たして東京ドームで行われる開幕シリーズ第2戦で佐々木のメジャー初登板を見ることはできるのか。一方、カブスは開幕戦で今永昇太投手の先発が予想されているが、山本と今永による日本投手同士の投げ合いが実現するのかも注目だ。
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