メジャー3年目を迎えるメッツの千賀滉大投手がキャンプイン前日となる11日（日本時間12日）、キャンプ地のフロリダ州ポートセントルーシーで始動した。現地では米放送局『SNY』など米メディアのインタビューに応じ、「しっかり投げられる」と健康面で問題ないことを強調した。
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■3年目「しっかり準備ができている」
メジャー1年目の2023年には12勝を挙げた千賀。しかし、昨季は2月に右肩を痛め、長期に渡って負傷者リスト（IL）入り。7月26日（同27日）の本拠地ブレーブス戦で復帰したが、試合中に左ふくらはぎを痛めて再び戦列を離れた。
結局レギュラーシーズンの登板は、この1試合のみ。その後、ポストシーズンで電撃復帰を果たしたが、調整不足は明らか。ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズでは、第1戦の先発を託されたものの2回途中でKOされるなど不完全燃焼に終わった。
オフの過ごし方について聞かれた千賀は「フィーリングはとても良くて、半分リハビリみたいなオフシーズンだったんですけど、丁寧なオフシーズンを送れたんじゃないかと思います」と話した。
現在の状態については「しっかり投げられる準備ができていると思います。ここから段々上げていくだけ。焦らずに怪我なくやることが、僕の中ですごく大事。健康で1年間投げるということが、僕の中で大切なこと」と話し、健康維持にフォーカスしていることをうかがわせた。
■佐々木朗希の質問に複雑「good？」
今季のメッツは先発ローテーションを6人で回す予定だが、これに対しても「健康であれば5人制でも6人制でも問題ない」と強調し、1年間ローテーション守ることに自信を見せた。
また、大谷翔平投手や山本由伸投手、佐々木朗希投手ら日本のトップ選手がドジャースに集結していることに対して、記者から「メッツにも来てほしいか」と質問されると「メッツに来てほしいと思います」とキッパリ。続けて「ただ、（気候が）暖かいというのは日本人にとっては強いんじゃないかなと思います。（メッツの本拠地シティ・フィールドも）ドームにしなきゃ」と話し、笑いを誘った。
そのほか、代理人が同じながらドジャースを選んだ佐々木から「連絡はあったのか」と聞かれると、「う～ん……」と言葉に詰まった後、「good？（この反応でいい？ この答えで満足？）」と返し、こちらも爆笑を誘った。
エース格としての働きが期待される今季、再び「ゴーストフォーク」でチームの勝利に貢献できるか、注目が集まっている。
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