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オフシーズンの大物FAとして注目が集まっていたピート・アロンソ内野手が、メッツと2年5400万ドル(約83億8000万円)で再契約に合意した。米複数メディアが報じている。
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■「睨み合い競争に勝利した」
『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者によると、アロンソはメッツから3年7100万ドル(約110億1900万円)の契約を提示されたが、2026年以降のオプトアウト付きで初年度の給与が高い2年5400万ドルの契約を結んだとのこと。
同記者によると、5400万ドルの内訳は1年目が3000万ドルで2年目が2400万ドルになる模様。敏腕代理人スコット・ボラス氏の下で大型契約を狙っていたアロンソは、短期でメッツに残留。来季以降のオフで再びFA市場に打って出ると見られている。
メッツは2023年の6月に、アロンソに対して7年総額1億5800万ドル(約245億2000万円)の契約延長オファーを提示したが交渉はまとまらなかった。ナイチンゲール記者は自身のXに「アロンソは2年前、メッツに残留できる1億ドル多いオファーを断っていた」と投稿。「冬の睨み合い競争に勝利した」とメッツの粘り勝ちを強調した。
アロンソは、2019年に新人記録の53本塁打で華々しいデビューを飾ると、メジャー6年間で通算226本塁打、586打点をマーク。メッツ生え抜きの主軸として活躍したが、近年は空振り率の増加が目立っている。昨季は162試合に出場し打率.240、34本塁打、88打点の成績を残したものの、直近3年間のOPSは「.870→.822→.788」と悪化を続けていた。
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