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卓球の「シンガポールスマッシュ2025」は5日、女子シングルスの2回戦が行われ、世界ランキング17位の木原美悠(木下グループ)は同1位の孫穎莎(中国)と対戦。ゲームカウント0-3のストレートで敗れ、3回戦進出を逃した。
序盤奮闘を見せたものの尻上がりに調子を上げて日本の20歳を退けた世界女王。中国メディアが試合後のコメントを伝えている。
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■昨年12月には中国超級リーグでもプレー
1月に行われた「WTTスターコンテンダードーハ」で準優勝するなど好調を維持する木原は、孫穎莎との大一番でも序盤4-1でリードするなど安定感あるラリーなどで点数を重ねた。しかし、フォアで強烈なドライブを見舞うなど、徐々に世界1位の対応力の前に後手に回るシーンが見られ、3ゲームを連取されてのストレート負けを喫した。
中国メディア『捜狐』は試合後の孫穎莎のコメントを伝えており、「全体的に今日の自分のプレーは普通だった。ミユウ・キハラ選手とは長い間試合をしていなかったし、彼女の最近のプレーはますます安定感を増してきた」と木原を評価。記事内では、「ミユウ・キハラのプレースタイルは速くて攻撃的で、変化が多いと感じていた」と世界女王が日本の20歳に対して警戒を示していたことが記されている。
ストレート負けを喫したものの、要所では光るプレーも見せた木原。昨年12月には中国超級リーグでのプレーも経験した20歳が、トップ10に4選手が入るなど世界的選手をそろえる日本女子で存在感を見せるかは期待が高まる。
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