【MLB】WSでベッツの捕球を強奪した観客「後悔している」と米メディアに語るも…… 「俺はヤンキースのヒーローだが、アメリカでは悪役だ」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】WSでベッツの捕球を強奪した観客「後悔している」と米メディアに語るも…… 「俺はヤンキースのヒーローだが、アメリカでは悪役だ」

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【MLB】WSでベッツの捕球を強奪した観客「後悔している」と米メディアに語るも…… 「俺はヤンキースのヒーローだが、アメリカでは悪役だ」
  • 【MLB】WSでベッツの捕球を強奪した観客「後悔している」と米メディアに語るも…… 「俺はヤンキースのヒーローだが、アメリカでは悪役だ」

昨季のワールドシリーズ第4戦。ムーキー・ベッツ外野手がフェンス際で打球を捕球した際に、興奮した2人の観客にグラブを掴まれてボールを強奪されるアクシデントに見舞われた。妨害行為を働いた観客は退場処分を受け、後日メジャーリーグから全球場の無期限追放が通達された。

5日(日本時間6日)、米メディア『The Athletic』は観客のひとりオースティン・カポビアンコ氏の取材記事を公開。同氏の現在を伝えている。

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■メジャーリーグの全球場から「無期限追放処分」に

問題の行為は、メジャーリーグの世界一を決める大舞台ワールドシリーズ第4戦で行われた。10月29日(同30日)のヤンキースタジアムでの試合で、右翼手のベッツがフェンス際で打球を捕球した際に、カポビアンコ氏と連れのジョン・ハンセン氏がグラブを掴んでボールを奪い取った。

これにより落球したが、当然ながら判定はアウト。ベッツは声を荒げて憤慨、カポビアンコ氏とハンセン氏は球場から退場処分を受け、無期限追放となっていた。

米メディア『The Athletic』は、「追放されたヤンキースファン、オースティン・カポビアンコ氏の人生は悪名高いワールドシリーズの瞬間からどう変わったか」と題した記事を公開。同氏のコメントを添えて現状を伝えた。

■「ただ忘れ去られたい」

記事によると、カポビアンコ氏は3カ月以上もの間、見知らぬ人々から「地獄に落ちろ」「もっとひどい目に遭え」と誹謗中傷のメールを何百通も受け取ったとのこと。さらには、両親や兄弟の職場にまで悪質な小包が多く届けられたそうで、同氏は「なかったことにしてほしい、君たちはワールドシリーズに勝ったんだ」と悔やんだ様子を見せた。

一方で、「俺はヤンキースのヒーローだが、アメリカでは悪役だ。どうでもいい、ただ忘れ去られたい。それだけだ。俺のことを忘れてほしいんだ」とも語ったそうで、ヤンキースの利益になったと思い違いをしている点は変わらない様子だ。

『The Athletic』は、「カポビアンコ氏とハンセン氏はメジャーリーグの球場には入れず、主催のイベントにも参加できない。何よりも、カポビアンコ氏は世間の記憶から消え去ることを望んでいる。計画的な犯行だと決めつけるのはもうやめよう。嫌がらせの電話や嫌なボイスメールももう必要ない。謎の小包もいらない」と報じ、騒動の終息を願った。

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