
ドジャースの大谷翔平投手は、メジャー8年目となる今季再び二刀流としてマウンドに帰ってくる。1日(日本時間2日)に行われたファンフェスタでは、デーブ・ロバーツ監督が大谷の投手復帰時期について言及。5月中になることを示唆しつつ、「もっと早くなるかもしれない」と早期での実現にも含みを持たせた。
公式放送局『MLBネットワーク』は3日(同4日)、投手・大谷について特集。復帰を焦る必要はないと強調した。
◆ドジャース守護神候補、剛腕スコットが誇る全投手トップの支配力「ブラスト率」とは? 強打許さぬ圧巻のポテンシャル
■「時期を待つことができる」
マーリンズやレッドソックスなどで活躍、メジャー通算223本塁打の三塁手マイク・ローウェル氏が同日、『MLBネットワーク』に出演。大谷の投手復帰について「2025年の選択肢を考えると、ドジャースは6人あるいは7人まで先発投手を配置して時期を待つことができる。ご存じの通り、ブレイク・スネルやロウキ・ササキの獲得を始め、ヨシノブ・ヤマモト、タイラー・グラスノーがいるのです。オオタニが100%の状態であると確認してほしい」と言及した。
また、「4月15日の投手復帰を期待する必要はなく、5月15日に先発してもチームにとっては何も変わらない。(急ぐのは)本当に意味がない。ドジャースは野手に先発投手、ブルペンも大幅に改善されて、本当に素晴らしいチームを構築しているのだから」と強調。万全の状態で戻るべきだと主張した。
今季メジャー8年目を迎える大谷は、投手として通算86試合に先発。38勝19敗、防御率3.01の成績。2022年にはア・リーグ4位の15勝を挙げ、規定投球回にも到達。翌23年もシーズン途中までの23先発で10勝をマーク。2年ぶりの二刀流が見られるのは、5月以降と目されている。
◆ロバーツ監督が言及した“投手・大谷翔平”の現状 5月復帰予想も「もっと早くなるかも」と早期の二刀流復活へ現実味
◆【動画あり】大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の“スプリット”を公式サイトが徹底比較 「ドジャース3投手が野球界でもっとも鋭い球種を独占」と称賛