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総合格闘家の平本蓮は2日、自身のYouTubeチャンネルを更新。
平本は昨年の大晦日大会「RIZIN DECADE」で赤田プレイボイ功輝が五明宏人に1-2で判定負けしたことを不服とし、判定結果に抗議文を提出していたが、その回答が届いたと動画内で発表した。
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■審判機構の回答に「これに抗議文出す!」
抗議文への回答は、試合の当事者である赤田が読み上げ、「赤田陣営からの抗議に対し、RIZIN競技陣営機構は次の通り回答する。『結論、当機構は本抗議文を受理しない』」と発表。
理由は「審判員の判断が適切であるため」とし、「本抗議文は『質問書』として取り上げ、選手およびセコンドへの判定基準の理解を目的としJMOC(日本MMA審判機構)は次の通り共有する」と、ジャッジの詳細をまとめた。
RIZINのルールでは、1・相手に与えたダメージ、2・アグレッシブネス(決着を狙う積極的な攻撃)、3・ジェネラルシップ(試合のペースや支配力)の3要素で判定がなされる。
JMOCによると、試合は「ジェネラルシップは明確に五明」「15分のうち12分は五明が優勢」「組みの展開でもポジションと細かい打撃の数で五明が上回る」「アグレッシブも、やや五明」「ジェネラルシップで細かい打撃はインパクトは大きくないものの、それに加えて1、2ラウンドに肘のクリーンヒットがあり、特に1ラウンドの肘のカットはダメージを伴う」「赤田はスタンドのパンチを出しているが空振りが多く、ヒット数は得られる(指で数えられる)程度」と言う結果に。
一方で、「3ラウンドのクリーンヒットでダウンを奪った後は、ゴールを目指すパウンドも数発あり、この部分は(赤田を)評価」とし、ダメージ面については、「赤田のスタンドパンチのインパクトが最も大きい。その後もグラウンド状態で数発打撃を当てている」とした一方で、「五明も肘によるカットのダメージを与え、優位だった時間における累積的インパクトを加算すれば、インパクトの総計は互角とも考えられる」「RIZINルールの特徴を考慮すると、赤田の即時的インパクトを高く評価する見解は成り立ち得るが、試合全体で50%を占める差分はないと考える」との見解を示した。
■「3分勝ってたらええやんけ!と思ったけどね……」
平本は「抗議文出したら、12分負けてたとか書いてた(笑)3分勝ってたらええやんけ!と俺は正直思ったけどね。やっぱり赤田寄りだから」と仲間に共感を示しつつも、「まあこの(負けたのに調子に乗っている)赤田を見ると、結果はアレでよかったなと。(勝ってたら)めっちゃイキってたと思う」と赤田に対し、厳しくお灸を添えた。
抗議文“騒動”の発端は、「RIZIN DECADE」の第2部「雷神番外地」で行われた第1試合。
第3ラウンドには赤田の右ストレートで五明が倒れ込むシーンがあったが、ジャッジは2-1で五明に軍配があがった。この判定に対し平本は自身のXに「は?どこが負け?(中略)どんだけ朝倉未来にこの団体は気遣ってんの?」と投稿するなど痛烈に抗議。
その後、「ラウンドマストではなく、トータル判定によるこの試合の明確な説明及びビデオ判定による再審を求める抗議文を提出しました」とし、「この判決が変わらないなら(朝倉未来との)再戦なんかやらねーよ」との発言も飛び出し、RIZIN側の対応に注目が集まっていた。
赤田は3月30日に香川県で行われる「RIZIN.50」で魚井フルスイングと対戦。MMAで初勝利を掴めるか。
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