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MLB公式サイトは1月31日(日本時間2月1日)、「各地区で『最高の選手』になり得るダークホース候補」と題した記事を公開。ナ・リーグ中地区からはパイレーツのオニール・クルーズ外野手が選出された。
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■「世界の誰よりも強い打球を放つ」
現在26歳のクルーズは、2021年にパイレーツでメジャーデビュー。4年目の昨季は146試合に出場し、打率.259、21本塁打、76打点、22盗塁を記録した。6フィート7インチ(約201センチ)の長身にパワーとスピードを兼ね備えた将来性抜群のスラッガーだが、同世代のスター選手ほどの大ブレイクには至っていない。
MLBの分析システム「スタットキャスト」でデータ部門を務めるデビッド・アドラー氏は、「クルーズの打球速度はメジャーでもトップクラスで、2024年の平均打球速度は95.5マイル(約153.6キロ)、打球速度最速は121.5マイル(約195.5キロ)、ハードヒット率は54.9%、バレル率は15.7%を記録しており、いずれもMLBの上位3%以内に入っている」と紹介。
平均打球速度は、大谷翔平投手(ドジャース)の95.8マイル(約154.1キロ)に次いで全体3位。最速部門では、2位のジャンカルロ・スタントン外野手(ヤンキース)と3位の大谷を抑えて全打者トップに立っている。
昨季終盤に遊撃手から中堅手へとコンバートされ、守備面も向上。アドラー氏は「クルーズは、世界の誰よりも強い打球を放つ。要素がかみ合えばスター選手への階段を駆け上がる可能性は十分にある」と称賛。今季のさらなる飛躍に期待を寄せている。
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