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昨季4年ぶり8回目の世界一を奪還した、ナ・リーグ西地区の名門ドジャース。オフシーズンには大規模な戦力補強を敢行し、他球団を圧倒する球界最高の先発ローテーションを完成させた。
MLB公式のサラ・ラングス記者は、メジャーリーグで過去に類を見ないドジャース投手陣の支配力に注目。史上初となり得る指標を取り上げた。
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■他球団を凌駕する奪三振能力に注目
今季ドジャースの先発ローテーションは、2023年のサイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネルに大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、タイラー・グラスノーという圧巻の顔ぶれ。加えて、22年に16勝を挙げた故障明けのトニー・ゴンソリン、昨季の新人ランドン・ナック、再契約が見込まれるクレイトン・カーショーなども控えており、錚々たるラインナップが見込まれている。
ラングス記者は24日(日本時間25日)、米データサイト『ファングラフス』が算出した今季の成績予想に着目。ドジャース先発陣の中で、全打者に対する三振割合が「30%」を超えるとされた3投手を取り上げた。
『ファングラフス』では、来季の三振割合を佐々木31.6%、スネル31.0%、グラスノー30.7%と予測。ラングス記者によると、「MLB史上、同一シーズン中に三振割合30%以上で75イニング以上登板した投手を3人以上揃えたチームはいない」とのこと。ちなみに、同サイトでは投手・大谷の三振割合を28.3%、山本を25.5%と予想しており、こちらも高指標が期待できる。
長期の離脱なくシーズンを過ごせれば、ラングス記者の記録も十分に実現可能なドジャースのローテーション。打者を圧倒する奪三振の連発が、見どころのひとつとなりそうだ。
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