【MLB】佐々木朗希の争奪戦……ドジャースは紙一重の勝利だった? 「まるでコイントス」代理人が明かした“揺れる思い” | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】佐々木朗希の争奪戦……ドジャースは紙一重の勝利だった? 「まるでコイントス」代理人が明かした“揺れる思い”

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【MLB】佐々木朗希の争奪戦……ドジャースは紙一重の勝利だった? 「まるでコイントス」代理人が明かした“揺れる思い”
  • 【MLB】佐々木朗希の争奪戦……ドジャースは紙一重の勝利だった? 「まるでコイントス」代理人が明かした“揺れる思い”

ロッテからポスティングシステムを利用し、ドジャース移籍が決まった佐々木朗希投手。22日(日本時間23日)の入団会見では「難しい決断だった」と明かしたが、傍らで見守って来た代理人のジョエル・ウルフ氏もこれに同意し、争奪戦の内幕について語った。

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■改めて“出来レース”を否定

米メディア『ドジャース・ネーション』は23日(同24日)、「ロウキ・ササキの代理人:ドジャース、パドレスブルージェイズの間での選択は『コイントスのようなもの』だった」と題し、記事を公開。佐々木の代理人であるウルフ氏のコメントを掲載し、争奪戦の内幕を紹介した。

佐々木を巡っては、メジャー挑戦を表明した時からドジャース加入が決定事項のように伝えられてきた。いわゆる“出来レース”と批判されたが、同氏は改めてこれを否定。「私は常にオープンで、透明性を確保する努力してきた。すべての電話に出て、すべての質問に答えた。この姿勢は採用プロセスが始まる前から続けてきた。どのチームに対しても、それぞれがこのプロセスの中でどの位置にいるのか、なぜミーティングが設定されたのか、なぜ設定されなかったのか、他のチームはなぜミーティングの機会を得たのか、その理由を伝えてきた。できる限りのことをやったが、ロウキが選べるのは結局1チームだけだ」と話し、決断までのプロセスは正当なものだったと強調した。

■「トロントを選ぶと感じた」

1次面談などを経て、最終候補に残ったのはドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団。ドジャースとパドレスはもともと有力視されていたが、ブルージェイズは意外な選考と受け止められた。ただ、佐々木は面談した全球団に対して「昨年、なぜ(自身の)ストレートのスピードが落ちたか。その理由を突き止め、二度と起こらないためのプランを提示して下さい」という“宿題”を与えており、これに最も的確な答えを提示したのがブルージェイズだったと言われている。

そのためか、同氏は「ロウキは簡単にトロントを選ぶかもしれないと感じた」と振り返った。ただ、「(面談を終えて)サンディエゴを離れた時には、彼がパドレスを選ぶ可能性も十分にあると思った」とし、佐々木の揺れ動く様子を明かした。そして「ロサンゼルスに来て、結局このプロセス全体が本当にコイントスのようなものだったんだなと思う」と感想を漏らした。

コイントスとは裏表、つまり50/50の確率であり、どちらに転ぶか分からない状況を表す。今回の場合であればドジャース、パドレス、ブルージェイズのうち、どの球団を選んでもおかしくなかったということになる。本命が余裕で獲得に成功したわけではなかったようだ。

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