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ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は24日、東京・有明アリーナでWBO同級11位のキム・イェジュン(韓国)と対戦。4ラウンド2分25秒でKO勝ちし、3度目の防衛に成功した。
試合後会見でキムは、井上と対戦した感想について「当然勝つために来たので、今は屈辱的な気持ちです」と赤裸々に心境を語った。
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■来い来いジェスチャーはカウンター狙いの「戦略」
会見に登壇したキムは「当然勝つために来ました。今は屈辱的な気持ちです」と涙を流し、かすれた声でKO負けした心境を明かした。
井上と対戦した印象については、情緒面では「試合のなかでは、全体的に僕よりも感情的な人だと思いました。人間的なところも感じましたし、冷静さも感じました」とコメント。技術面では「パンチをどうすれば正確に打てるのか、とてもよく知っているなと思いました」とした。
試合中には「来い来い」と井上を挑発するジェスチャーをよく見せていたキム。その理由については「戦略として、井上選手が打った後に打ちたかった」とカウンターを狙いだったと明かした。
また、井上のパワーとスピードについては「やっぱり実際に対峙した時には、研究していたときよりも速くて、簡単ではないなと思いました」と想像以上だったとし、代役として直前に試合が決まり、王者・井上と挑戦したことについては「負けたので後悔しています……半分本音で半分冗談です」と素直な思いを吐露した。
「今後また日本に呼んでいただければ、日本で試合がしたいです」と希望したキム。再び日本で試合を見ることができるか。
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