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ドジャースは21日(日本時間22日)、レンジャーズからフリーエージェント(FA)となっていた抑え右腕カービー・イエーツ投手と合意に達した。米複数メディアが伝えた。
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■抑え候補コペックが開幕1カ月欠場か
ドジャースの大型補強が終わらない。佐々木朗希投手、タナー・スコット投手に続き、昨季レンジャーズで7勝2敗33セーブをマークしたイエーツの獲得に成功した。
米紙『USA TODAY』のボブ・ナイテンゲール記者は同日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「チーム年俸総額が3億8000万ドルを超えるドジャースだが、リリーフ投手のマイケル・コペックがシーズン最初の1カ月を欠場する可能性があるため、ブルペン陣の厚みを増やしたいと考えていた」と記し、イエーツ獲得に乗り出した理由を説明した。
ドジャースは今オフ、サイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネル投手の獲得を皮切りに積極補強を敢行。先日は佐々木の争奪戦を制し、19日(同20日)には救援左腕タナー・スコット投手(パドレスからFA)と4年総額7200万ドル(約111億6000万円)で合意した。
■「ド軍を止める手立ては皆無」
課題となっていたブルペン強化も進める中で、スコットに続き37歳のベテラン右腕も加えたドジャース。米スポーツメディア『heavy.com』は同日、とどまるところを知らない補強について「ドジャースは“悪の帝国”としての地位を確固たるものにした」とし、完璧過ぎる編成を皮肉交じりに報じた。
また、『CLUTUH POINTS』も「ドジャースを止める手立てはほぼ皆無であり、今オフに関してはもう補強すべきポジションがないように見える。しかし、これがシーズン開幕前の最終補強になるとは考えにくい」と記し、まだまだ補強があると予測した。
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