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佐々木朗希投手を獲得したドジャースは19日(同20日)、新たにリリーフ左腕のタナー・スコット投手と4年総額7200万ドル(約112億3000万円)で契約合意したと、MLB公式サイトのマーク・ファインサンド記者が報じている。
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■大谷とスコットの対戦成績は、通算9打数1安打
30歳のスコットは昨季マーリンズとパドレスで合計72試合に登板し、9勝6敗22セーブ、11ホールド、防御率1.75、84奪三振をマーク。自身初のオールスターゲーム(球宴)にも選出されるなど素晴らしい活躍を見せた。
昨季のポストシーズンでは5試合無失点の好投を披露し、大谷翔平投手を4打席4奪三振に仕留めた。大谷との直接対戦では、通算9打数1安打に抑えており、大谷翔平の“天敵”としても知られている。
ファインサンド記者によると、契約金は2000万ドル(約31億2000万円)で、2100万ドル(約32億7600万円)の後払いが含まれるという。
MLB公式サイトは「スコットの加入により、ドジャースは優秀なリリーフ陣に最後の救援エースが加わることになる」とし、スコット、ブレイク・トライネン投手、マイケル・コペック投手、アレックス・ベシア投手、ブルスダー・グラテロル投手らからなるリリーフ陣を高評価。「このリリーフ陣は、ドジャースのワールドシリーズ優勝の重要な要因だ。25年はさらによくなるかもしれない」と展望を記した。
また、スコット獲得について、米メディア『スポーツ・イラストレイテッド』は、「ドジャースは野球界最高のリリーフ投手の一人を獲得しただけでなく、スタースラッガー、ショウヘイ・オオタニの弱点だったスコットの問題も解消した」とし、ドジャースにとって一石二鳥な補強であると報じている。
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