【MLB】「ガラスのエース」グラスノー、勝負の10年目に飛躍なるか 公式データで際立つ“CY賞クラス”のポテンシャル | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】「ガラスのエース」グラスノー、勝負の10年目に飛躍なるか 公式データで際立つ“CY賞クラス”のポテンシャル

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【MLB】「ガラスのエース」グラスノー、勝負の10年目に飛躍なるか 公式データで際立つ“CY賞クラス”のポテンシャル
  • 【MLB】「ガラスのエース」グラスノー、勝負の10年目に飛躍なるか 公式データで際立つ“CY賞クラス”のポテンシャル

昨季ドジャースの一員に加わったタイラー・グラスノー投手。サイ・ヤング賞クラスの実力を持ちながら、メジャー9年間で規定投球回到達はなし。キャリアを通じて「耐久力の低さ」を指摘され続けている。

勝負となる10年目、今季は“ガラスのエース”返上のシーズンになるだろうか。ここでは、グラスノーの高い投球能力を公式データで掘り下げてみる。

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■度重なる故障がネックに

グラスノーは、2011年のドラフト5巡目全体152位でパイレーツに入団。16年にメジャーデビューを果たすも結果が出ず、18年のシーズン途中にレイズへ移籍した。翌19年に12先発で6勝1敗、防御率1.78と頭角を現したが、21年に右ひじの側副靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)で戦線離脱。本格復帰の23年に21先発で初の二桁10勝、防御率3.53の好成績を残した。

ドジャースへ新加入した昨季は韓国での開幕戦に登板するなど、22先発で9勝6敗、防御率3.49、168奪三振をマーク。初のオールスター出場を果たしたものの、8月16日(日本時間17日)に右肘腱炎で負傷者リスト入り。さらには、右肘捻挫でリハビリ登板を回避、チームがワールドシリーズ制覇を果たす中で戦列復帰は叶わなかった。

■長身から投げ下ろす本格派右腕

MLB公式のデータページ『Baseball Savant』によると、グラスノーの昨季の三振割合「32.2%」はメジャー全体で上位5%とエリートクラス。リリースポイントが打者寄りで非常に球持ちが良く、ゴロ率も高い特徴を持つ。一方で、投手の“進塁阻止に関する指標”がチームワーストの「-7」を記録するなど、セットポジションに課題を残している。

6フィート8インチ(約203センチ)の長身から投げ下ろす平均96.3マイル(約154.9キロ)の高回転フォーシームを武器に、縦変化の大きいスライダーと被打率.098の決め球カーブを駆使して打者を翻弄する本格派右腕だ。

耐久面に問題があり、昨季の年間134イニングがキャリアで最多記録。メジャー9年間で100イニングを超えたのが2018年、23年に続いて3度目と先発投手としては心許ない。23年のサイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネル投手を獲得し大型補強を進めるドジャースだが、グラスノーが年間を通して稼働できれば大きな戦力アップとなるだろう。節目の10年目に飛躍なるか。

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