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ドジャースのタイラー・グラスノー投手が16日(日本時間17日)、野球専門ポッドキャスト番組『ファウル・テリトリー』に出演。移籍交渉が大詰めを迎えている佐々木朗希投手と「電話で話した」と明かした。2人の代理人が同じジョエル・ウルフ氏という縁で実現した会話だった。
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■代理人が同じという縁で実現
ドジャースは14日(同15日)、米カリフォルニア州で佐々木と2度目の面談を行った。この際、グラスノーは同席していなかったが、ウルフ氏を介して電話で話す機会があったと説明した。
グラスノーによると、簡単な英語で会話をしたという。「彼は物静かで、ごく短い時間だった。ハーイ、調子はどう?とか、そんな感じ」と振り返った。
番組司会者から「勧誘したのか?」と問われると、「ドジャースに来るべきじゃないかな、と伝えた」と明かした上で、「彼にこう言ったんだ。『私は他の2つの組織(ドジャースと同じく最終候補に残っているパドレスとブルージェイズ)でプレーしたことはない。でも、君の目標が最高の投手になることなら、育成面やスカウティング・分析力などあらゆる面で、ここが君にとって最適な場所だ』とね」。
■新天地は「彼の決断次第」
そして、最終的に佐々木がどの球団を選ぶのか、予想を聞かれると「パドレスにはダルビッシュ有がいて、ササキと彼は親しい関係にあると聞いている。多くの選手がダルビッシュを尊敬している。また、ブルージェイズに好印象を持っているという話も聞いた。もちろん、ドジャースも有力だろう。あとはもう、3球団のどこを選ぶかは彼の決断次第だ」と話した。
グラスノーは昨シーズン、レイズからドジャースに加入。エース格として奮闘したが、シーズン終盤に負傷離脱。ポストシーズンにおける登板もなかった。復帰する今シーズンは、新加入のブレイク・スネル投手らとともに先発ローテーションの中心として働くことが期待されている。勧誘した佐々木もそのローテーションの一角に入ることになるのか、もうすぐ答えが出る。
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