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ドジャースは11月30日(日本時間12月1日)、ジャイアンツからフリーエージェント(FA)となっていたブレイク・スネル投手の獲得を正式発表。大谷翔平投手も来季は二刀流選手として復帰予定で、山本由伸投手やタイラー・グラスノー投手と並ぶ先発陣は一気に厚みを増した。
一方で、2024年シーズンには抑えを固定できなかったブルペン陣は依然として課題が残る。ドジャースの地元メディアがブルワーズのストッパーに白羽の矢を立て、トレードでの獲得の可能性を報じている。
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■ラックスら3選手とのトレードを提案
2度のサイ・ヤング賞に輝いたスネルの確保に加えて、ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手、ホワイトソックスの左腕、ギャレット・クロシェ投手なども獲得候補に挙がるドジャース。そんななか、試合終盤を任せられる投手の必要性はシーズン中から課題として挙げられてきた。
地元メディア『ドジャース・ネーション』が候補として挙げたのがブルワーズのデビン・ウィリアムズ投手。2020年の新人王投手である30歳右腕は22年は65試合登板で15セーブ、26ホールドを挙げて防御率は1.93、23年も61試合に登板で36セーブ、防御率1.53を記録した。
24年シーズンは怪我の影響で前半を棒に振ったが後半に復帰し、22試合の登板で14セーブ、防御率1.25と安定感は抜群。ナ・リーグの最優秀救援投手(トレバー・ホフマン賞)に2度輝き、ここ3シーズンの平均防御率は「1.57」とメジャー屈指のクローザーのひとりであり抑えとして計算ができる。
記事内では『ドジャース・ネーション』のノア・カムラス記者がウィリアムズ獲得のためにギャビン・ラックス内野手、ピーター・ヒューベック投手、ペイトン・マーティン投手と3対1での交換トレードを提案したことが紹介され、「ワールドシリーズを制覇したドジャースのリリーフ投手陣を強化する」と言及。獲得時期については来夏のトレード期間が有力とみており「ドジャースは前半戦を通して注目し続ける」と、2年連続世界一を狙う後半戦の切り札としてウィリアムズの存在を挙げている。
世界一に輝いたオフも積極的に補強を続けるドジャース。来季中にメジャー最強守護神の獲得に成功し、ブルペンの強化につなげることができるか。
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