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今季のメジャーリーグでもっとも優れた打者に贈られる「ハンク・アーロン賞」が14日(日本時間15日)発表され、アメリカン・リーグではヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が選ばれた。
ヤンキースの3番打者として本塁打、打点の二冠に輝くなどチームのリーグ制覇に貢献したジャッジ。MLB公式サイトがその活躍ぶりを称えている。
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■5月以降に本塁打、打点を量産
ジャッジは2024年シーズン、158試合に出場して、打率.322、58本塁打、144打点をマーク。2年ぶりの二冠王に輝き、打率もア・リーグ3位に。OPSは大谷翔平投手(ドジャース)を上回ってメジャー全体トップの1.159を記録するなど、輝かしい成績を残した。
MLB公式もハンク・アーロン賞を受賞したジャッジについて記事を掲載。その活躍ぶりに称賛の声が挙がっている。
5月に月間打率.361を記録し、14本塁打、27打点と調子を一気に上げて軌道に乗ったジャッジに対して、「ヤンキースの後半の127試合で52本塁打を放った。シーズンが終わるころには、ジャッジはおそらくメジャー史上、右打者による最高のシーズンを演出していた」とその後の安定した打撃に言及している。
また、ジャッジが今季記録した144打点は、「2008年以降どの選手よりも多かった」とつづられ、OPS1.159についても、「2004年以降、フルシーズンを戦った打者の中で最高だった」と、2004年に1.422をマークしたバリー・ボンズ以来の高水準だと評価している。
ジャッジは大谷とともに「MVPの最有力候補」と見られており、受賞ラッシュとなっている今季をどのように締めくくるのかは注目が集まってくる。はたして、ヤンキースの主砲は順当にMVPにも選出されるのか。
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