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ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手は28日(日本時間29日)、敵地でのヤンキース戦に「4番左翼」で先発出場。ワールドシリーズ第3戦、4回裏に好守備でチームの危機を救った。
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■強打者スタントンを本塁でアウトに
第2戦では、決勝点となる勝ち越し本塁打で勝利に貢献したヘルナンデス。この日は守備で存在感を発揮、試合の流れを引き寄せるプレーでチームをけん引した。
ドジャース3点リードで迎えた4回裏。先発のウォーカー・ビューラー投手は、4番ジャンカルロ・スタントン外野手に二塁打を浴びて走者を背負うと、6番のアンソニー・ボルピー内野手には6球目スイーパーを左翼前へ。初失点の一打になると思われたが、ここで左翼手のヘルナンデスが素早く前進してバックホーム。93.9マイル(約151.1キロ)の好返球が、ワンバウンドでウィル・スミス捕手のミットへ収まり、スタントンの生還を間一髪で阻止した。
この送球には、米メディア『ドジャース・ネーション』のノア・カムラス記者も絶賛。「ワールドシリーズで完璧な送球を見せた。ヘルナンデスはドジャースのために何でもできる。当分の間はロサンゼルスに必要だ」と、再契約にも大きな期待を寄せた。
試合はその後、追加点を挙げたドジャースが7投手を繋いで4-2で逃げ切り。第3戦をものにし、ワールドシリーズ制覇へ王手をかけた。
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TEOSCAR CANNON. #WORLDSERIES pic.twitter.com/mbv4LDSXcX
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 29, 2024