松山英樹とザンダー・シャウフェレ 最後のZOZOチャンピオンシップは連続トップ10継続中の2人による優勝争いか | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

松山英樹とザンダー・シャウフェレ 最後のZOZOチャンピオンシップは連続トップ10継続中の2人による優勝争いか

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松山英樹とザンダー・シャウフェレ 最後のZOZOチャンピオンシップは連続トップ10継続中の2人による優勝争いか
  • 松山英樹とザンダー・シャウフェレ 最後のZOZOチャンピオンシップは連続トップ10継続中の2人による優勝争いか

24日から、千葉県のアコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブで、ZOZOチャンピオンシップが開催される。

6年契約で19年に第1回大会が開催された同大会は、今回が最後の大会となるが、5回目の習志野開催(20年はアメリカ開催)のZOZOは誰が優勝するのだろうか。

過去5大会すべてのZOZOに出場している、松山英樹ザンダー・シャウフェレを推したい。

タイガー・ウッズ(2019)、松山英樹(2021)、コリン・モリカワ(2023)と、これまでの大会で日本のゴルフファンに馴染みのある選手達が優勝しているからではない。米ツアーでの成績がこの2人が優勝を争う可能性の高さを示している。

松山は棄権したBMW選手権を除くと3戦連続、シャウフェレは5戦連続でトップ10を継続中。米ツアー公式のパワーランキング(優勝予想)では、松山が1番手で、シャウフェレが3番手だ。(2番手はコリン・モリカワ)

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松山英樹とX.シャウフェレのZOZOチャンピオンシップ成績

松山英樹とX.シャウフェレのZOZOチャンピオンシップ成績

■シェフラーに勝った松山

松山はパリ五輪の銅メダル以降、腰痛により棄権したBMW選手権以外ではトップ10を外しておらず、プレーオフシリーズ第1戦のフェデックス・セントジュード選手権で優勝、最終戦のツアー選手権では9位タイという成績を残している。

さらに、米国選抜vs.世界選抜のプレジデンツカップでの最終日には、世界選抜のエースとして、米国選抜のエースである米ツアー年間王者、スコッティ・シェフラーとシングルスで戦い勝利した。好調と見て良いだろう。

松山は、10日から開催された日本オープンへの出場も検討されていた。だが、それをパス。日本での試合出場をZOZO一本に絞ったことは、それだけ大会に対する思いが強いということ。

昨年大会は下位に沈んだが、この頃は、体調が復調途上で‟ようやく強振できるようになった”といった感じの状態だった。

今回は、昨年大会時よりも良い体調で迎えられる様子で、期待して良さそうだ。

松山英樹、最近3試合の成績(BMW選手権を除く)

松山英樹、最近3試合の成績(BMW選手権を除く)

■世界ランキング2位のシャウフェレ

習志野で開催された4回の内2回トップ10に入っているものの、期待されているほどの活躍をできていない。昨年大会は38位タイだった。

だが、昨年大会の後、11月から本格的に取り組んだスイング改造が成功。トップオブスイングでシャフトが寝る癖を改善し、ショットの精度が向上した。

さらに、トレーニングによって飛距離も伸びたことで、これまでの“無冠”が嘘のように全米プロでメジャー初制覇を飾ると、全英オープンまで制した。

最近5戦は、全英オープン、パリ五輪、フェデックス・セントジュード選手権、BMW選手権、ツアー選手権。それぞれ、優勝、9位タイ、2位タイ、5位タイ、4位タイで、5戦連続トップ10に入っている。

シーズンを通しても、21戦してトップ10が15回。トップ25を外したことが1回しかないという安定感を発揮している。

世界ランキングが2位まで上昇した今のシャウフェレは、昨年の今頃のシャウフェレとは違うとみて良いだろう。

ザンダー・シャウフェレの最近5試合成績

ザンダー・シャウフェレの最近5試合成績

■これまでで最も熱い松山vs.シャウフェレに期待

21年に松山がマスターズを制した時に、最終日に同組で競った相手がシャウフェレだった。同年、シャウフェレが金メダルを獲得した時は、金メダル争いに松山が加わっていた。

記憶に新しいパリ五輪でも、2人とも金メダル争いに加わった。

このように松山とシャウフェレは大きな舞台で優勝を争うことが多い。

ZOZOの幕開け、第1回大会では、首位を快走するタイガー・ウッズを松山が追いかける、という展開で盛り上がりを見せた。ZOZOの締めくくりが、松山とシャウフェレのデッドヒートになれば最高だ。

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著者プロフィール

野洲明●ゴルフ活動家

各種スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。より深くプロゴルフを楽しむためのデータを活用した記事、多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとにした論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。ラジオドラマ脚本執筆歴もあり。

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