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メジャーリーグは18日(日本時間19日)、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦が行われ、ガーディアンズが6-8でヤンキースに敗戦。対戦成績1勝3敗となり、崖っぷちに追い詰められた。
序盤から劣勢の試合は一時同点まで詰め寄るも、9回表に登板した抑えのエマニュエル・クラセ投手が大誤算。地元メディアの嘆きが止まらない黒星となってしまった。
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■メジャートップのブルペン陣が機能せず
ガーディアンズは初回にフアン・ソト外野手の2ランで先制されると、6回表には、今季防御率1.91、被本塁打わずか1本の救援ケイド・スミス投手が、ジャンカルロ・スタントン外野手に3ランを被弾。それでも、7回裏にホセ・ラミレス内野手とジョシュ・ネイラー内野手の適時打で1点差に迫り、8回裏には相手守備のミスで同点に追いついた。
ところが、6-6同点の9回表に投入した抑えのクラセがまさかの乱調。先頭から連打を浴びて、盗塁などで1死二、三塁のピンチ。アレックス・バードゥーゴ内野手の放った弱い当たりの遊ゴロを、ブライアン・ロキオ内野手が失策し勝ち越されると、グレイバー・トーレス内野手にダメ押しの適時打を浴びた。
痛恨の一打を喫したクラセは、前日にもアーロン・ジャッジ外野手とスタントンに連続アーチを浴びたばかり。今季は74試合に登板して4勝2敗47セーブ、防御率0.61を誇るガーディアンズの絶対的守護神だった。
■「夢が消える」と嘆き節
ガーディアンズは6-8でヤンキースに敗れ、1勝3敗の窮地に。地元クリーブランドのメディア『WKYC』は、「ガーディアンズは、絶望的な状況でも必死の粘りで見事な試合を繰り広げてきたが、(小技と投手陣で競り勝つ)『ガーディアンズ・ボール』でもこの夜は救えなかった。これで、ポストシーズン2回目となる“夢が消える可能性”に直面した」と振り返り、守護神クラセについては「再び信じられない崩壊を見せた」と、落胆を隠せない様子だった。
今季92勝を挙げ、ア・リーグ中地区を制した強豪ガーディアンズ。窮地へと追い込まれたが、ここから巻き返しを見せられるのか。
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