那須川天心、カットで初の“流血”も……アジア新王者に 来年の世界タイトル戦にも意欲「まだまだまだまだ強くなる」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

那須川天心、カットで初の“流血”も……アジア新王者に 来年の世界タイトル戦にも意欲「まだまだまだまだ強くなる」

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那須川天心、カットで初の“流血”も……アジア新王者に 来年の世界タイトル戦にも意欲「まだまだまだまだ強くなる」
  • 那須川天心、カットで初の“流血”も……アジア新王者に 来年の世界タイトル戦にも意欲「まだまだまだまだ強くなる」

WBOアジアパシフィック・バンタム級1位の那須川天心(帝拳)が14日、有明アリーナで同級2位のジェルウィン・アシロ(フィリピン)との王座決定戦10回戦に臨み、判定3-0で勝利を収めた。那須川はプロ戦績を5勝(2KO)無敗とし、ボクシング自身初タイトルを獲得した。

◆【実際の映像】那須川天心、第9ラウンドでアシロからダウンを奪取! 右ボディでバランス崩す

■「来年は那須川天心vs.世界をやりたい」

無敗の“神童”がボクシング初タイトルを獲得だ。

第1ラウンド、那須川はプレッシャーをかけるアシロに右ジャブを刺し、パンチに反応しカウンターを返す。ダウンには至らなかったものの、アシロにカウンターとボディを効かせた。

第2ラウンド以降もアシロはアグレッシブに攻める。互いに一発を狙い合い、那須川はアシロのフェイントをかわしつつ距離をとってジャブで勝機を窺う。

上半身の柔軟性を生かしパンチを避けるアシロ。那須川は当て勘がよいアシロの左フックや右ストレートなどを被弾するシーンも見られた。

那須川がプレッシャーを掛けアシロをロープ際に追い込むことが増えると、第9ラウンド。那須川は左ボディで最初のダウンを奪う。ここからアシロに被弾が目立ち始めた。

最終ラウンド、那須川は左のまぶた上をカットし初の流血。カットで流血するなかアシロと激しい打ち合いをし試合終了となった。

結果は判定3-0で那須川の勝利。那須川は今回のWBOアジア・パシフィック王座戴冠で、日本国内での世界挑戦資格を得た。

試合後のマイクでは「無事にアジアのベルトを獲ることができました。KOしたかったですけど、相手も対策してきてて、もっと圧倒的に強くなって戻ってきたいなと思います」とコメント。

今後に向けて「バンタム級のチャンピオン4人、日本人なんですけど、来年中に世界タイトルマッチ見たくないですか!?来年は那須川天心vs.世界やりたいと思いますので応援お願いします。世界に向けてまだまだまだまだ強くなりますから」と新しい目標に向け決意を新たにした。

次なる対戦相手は以前から対戦を熱望している現WBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)か、他の選手か。26歳の“神童”の活躍から目が離せない。

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