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今季ア・リーグ東地区を制したヤンキースは7日(日本時間8日)、本拠地で行われたプレーオフ地区シリーズ第2戦のロイヤルズ戦に2-4で敗戦。対戦成績を1勝1敗とした。
レギュラーシーズンで58本塁打を放った主砲のアーロン・ジャッジ外野手は、この日もアーチなし。内野安打こそ記録したものの、地元ファン待望の一発とはならなかった。2試合で1安打に留まった主砲は試合後、地元メディアの取材に対し現在の状態について語っている。
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■第2戦は打線が振るわず、1勝1敗に
第1戦で激しいシーソーゲームを制したヤンキースは、この日も3回裏にジャンカルロ・スタントン外野手の適時内野安打で先制点を挙げた。
ところが1点リードの4回表、先発カルロス・ロドン投手が先頭のサルバドール・ペレス捕手に同点アーチを浴びると状況が一変。続くユリ・グリエル外野手に左前打、暴投で進塁を許し、トミー・ファム外野手とギャレット・ハンプソン外野手に適時打を喫してノックアウト。2番手イアン・ハミルトン投手も捕まり、一挙に4点を失った。
その後は両チームブルペン陣が要所を凌いで、ヤンキース3点ビハインドのまま最終回へ。9回裏に、ジャズ・チゾムJr.内野手のソロアーチで1点を返したが反撃及ばず。2-4で第2戦を落とし、3戦先勝の地区シリーズは1勝1敗となった。
■ソト、ジャッジともに快音なし
この試合、ヤンキース打線は7安打でわずか2得点。第1戦で3安打を記録したフアン・ソト外野手は、3打数無安打1四球と快音なし。ジャッジも8回裏に三塁への内野安打を放ったのみで、本塁打は出ず。本拠地での2試合を通してわずか1安打、打点なしと振るわなかった。
試合後に地元メディアの取材に応じたジャッジは、「(ワイルドカードシリーズを免除された)休暇期間による影響ではないよ」と、苦戦を尋ねた記者の質問を否定。打撃の調子については、「10割打てなければ、調子は良くない。後続のために塁に出続けるしかない。彼らが出塁したら、自分が返さないといけないね」と、多くを語らなかった。
本拠地での2試合を1勝1敗で終えたヤンキースは、敵地カンザスシティに乗り込んで9日(同10日)から第3戦、第4戦を戦う。対するロイヤルズは、今季ジャッジのMVP争い最大のライバルとされたボビー・ウィットJr.内野手が、地区シリーズでは10打数無安打と沈黙。両主砲の一振りが、今シリーズのゆくえを大きく左右することになりそうだ。
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