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ヤンキースは5日(日本時間6日)、本拠地でロイヤルズとの地区シリーズ第1戦を戦い、6-5で勝利して幸先良いスタートを切った。
この試合に「2番右翼」で先発し、5打数3安打の活躍を見せたのがフアン・ソト外野手。ヤンキースにとって15年ぶりの世界一を目指す戦いが始まったなか、第1戦を終えたソトが心境を明かしている。
◆【実際の映像】“天才”ソトがPS初戦でヤンキースをけん引!球団史上10人目となるピンストライプで放った3安打
■好機演出で勝利に貢献
ソトはパドレスからトレードで加入した今季のレギュラーシーズンでは.288、41本塁打、109打点を記録し、アーロン・ジャッジ外野手とともにヤンキース打線をけん引。地区優勝に大きく貢献した。
迎えたポストシーズン初戦では、初回の第1打席に左翼への二塁打で好機を演出する。さらに、5回の第3打席で中前打、6回の第4打席で右安打をそれぞれ放ち、いずれも得点につながった。ヤンキースの選手としては史上10人目となるポストシリーズ初戦で3安打を記録した。
MLB公式は「ソトがヤンキースタジアムでのプレーオフの熱狂的な雰囲気を絶賛」と題した記事を掲載。初陣を終えた後のソトの様子を伝えている。ソトは試合後に「本当にクールでとても楽しかった」と切り出すと、「ファンが来てくれて本当に本当に興奮した」と、48790人が集まったヤンキースタジアムの雰囲気について称賛。「彼らは毎日、毎アウト、毎イニングごとにそばにいてくれる。本当に信じられない」と感謝の弁を述べた。
一方でソトを賑わせているのが去就問題。フリーエージェントとなる25歳のスラッガーは今オフの移籍市場における最大の目玉とされており、各球団による争奪戦が予想される。
ソトは「今はプレーオフに集中している」と移籍についてはいったん封印し、「もう一度優勝を勝ち取るため、ニューヨークに優勝をもたらすために全力を尽くす」と目の前の戦いに挑んでいくと語った。
ヤンキースは7日(同8日)に本拠地でロイヤルズとの第2戦を戦う。初戦で躍動したソトの活躍には引き続き期待が高まる。
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3-hit night for Soto's 1st postseason game in Pinstripes 🙌
Presented by @Delta pic.twitter.com/gF8iFmdlC2
— New York Yankees (@Yankees) October 6, 2024