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ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番DH」で先発出場。本塁打を含む5打数2安打3打点の活躍で、7-5の勝利に貢献した。
世界一奪取に向けて重要なプレーオフ初戦でいきなりホームランを放った大谷の“鮮烈デビュー”に称賛の声が集まっている。
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■PO初出場で期待に応える
ドジャース1年目のシーズンで本塁打と打点の2冠王に輝き、史上初の「50-50」を成し遂げた大谷。メジャー7年目にして待望のプレーオフ初出場となったスーパースターがいきなり千両役者ぶりを見せつけた。
ハイライトは2回の第2打席。2死一、二塁で迎えた場面で大谷は、相手先発ディラン・シース投手の4球目の速球を強振。角度25度のあたりが打球速度111.8マイル(約179.9キロ)で右翼スタンドへ吸い込まれた。日本選手では史上7人目となるプレーオフでの一発、初出場の試合では初めての本塁打が同点打となった。
MLB公式サイトは試合後にドジャースの勝利を伝える記事内で、本塁打直後に感情を露わにした大谷に注目。「ボールが当たってからすぐにバットを放り投げたオオタニは、ベースを回りながら雄たけびを上げた」とその様子を伝えながら、「オオタニの感情はドジャースが求めていた闘志と激しさを初めて目に見える形で表現したものだった」と、プレーオフの重要な局面で見せた一連の姿を分析した。
また、「オオタニがポストシーズン初のホームランを放ち、見事なバット投げを披露」と題された記事では、パドレスのマイク・シルト監督のコメントが掲載。「我々は彼(大谷)のためにプランを立てている」と対策を練っているとしていたが、「(大谷を打ち取るための)ミスの許容範囲は広くはないが、抜け道はあると話していた。やり方の問題だった」と言及しつつ、「彼が打席に入る前に確実に選手をアウトにすることが重要だ」と大谷にいかにチャンスで回さないかが求められると明かした。
過去2年連続地区シリーズで敗れていたドジャースだが、パドレスとの第1戦に勝利した。第2戦ではダルビッシュ有投手との対戦も注目を集めるなか、大谷のバットが連日爆発するかは期待が高まる。
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