ドジャースの大谷翔平投手はプレーオフで「投手復帰」するのか。急浮上しているこの話題について、殿堂入りの名投手ジョン・スモルツ氏が持論を展開。「考えられない」と否定的な立場を取った。
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■「考えられない、絶対反対」
メジャー通算213勝154セーブをマークし、殿堂入りも果たしているスモルツ氏。現在は米放送局『FOXスポーツ』で解説を務めているレジェンドは、リリーフを含めた大谷の復帰登板について「今の時代にそのようなことは考えられない。絶対に反対だ」と述べた。
その理由について、同氏は「プレーオフで投げるということは、アドレナリンが最も出ている状態でいきなり登板することになる。オオタニが9月初旬に復帰して、そこから投球を重ねることができれば、私も賛成するでしょう。しかし、現状では無理。ポストシーズンから復帰するというのは、来年チームが彼に支払う金額を考えると、なおさら難しい」とコメント。ケガのリスクを考慮し、否定的な立場を取った。
■「ショウヘイはショウヘイ」
一方、エンゼルス時代に大谷を指導したジョー・マドン元監督は、MLBネットワークの番組『MLBナウ』に出演し、「私ならオオタニを起用するだろう」と明言。健康状態に問題がなければという前提のもと、「リリーフとして試合の後半から使う」と話した。
ドジャース投手陣は現在、負傷者が続出。特に先発ローテは、山本由伸投手とジャック・フラハティ投手に続く安定感のある投手が見当たらないという状況。そのため、右肘リハビリ中の大谷に対して、先発は無理だとしてもリリーフなら……という期待が急速に膨れ上がっている。
ポストシーズンでの復帰登板はリスクを伴うが、マドン氏は「ショウヘイはショウヘイだ」とし、エンゼルス時代に大谷の離れ業を何度も見てきただけに、不可能はないと信じているようだった。
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