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ドジャースの大谷翔平投手はここまで128試合に出場し、打率.292、41本塁打、94打点、40盗塁を記録。史上6人目となる「40-40」を達成したスーパースターは、本塁打でナ・リーグ首位に立ち、打点、打率でも上位を争っている。
そんな大谷と三冠を争うのがブレーブスのマルセル・オズナ外野手。26日(日本時間27日)のツインズ戦に「3番DH」で先発したオズナは2安打を放ち、好調を維持している。
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■2本の適時打で再浮上
ドジャースが試合なしだったこの日、オズナは初回無死一、二塁で回ってきた第1打席にセンターを抜ける適時打を放つと、2回には二死一、二塁の好機で適時二塁打。試合前の時点で大谷と打点で並んでいたオズナだが、96に数字を伸ばし、再び単独首位に立った。
その後は無安打に終わったオズナだが、4打数2安打1四球2打点の活躍。打率.307、96打点はナ・リーグ単独トップで、37本塁打は大谷に4本差とまだ射程圏内につけている。
終盤にかけてタイトル争いが激しくなってきており、8月に調子を落とした大谷だが、終盤に7試合連続安打を見せるなど、打率.292は現時点で5位につける。9月にギアを上げることができれば、オズナとの打撃三部門での争いにおいて、いずれも首位を窺う可能性が残されている。
大谷とオズナはフランシスコ・リンドーア内野手(メッツ)らと並び、MVPでも有力候補に挙がっている。終盤にかけてのタイトルをかけた激しいマッチレースには注目が集まる。
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